こんにちは!
フラメンコギター池川です。
著書「フラバン!〜ゼロからはじめるフラメンコ伴奏ガイドブック」の収録曲を1曲ずつ紹介するシリーズ、今回は ③「セビジャーナス」です。
セビジャーナスは、スペインの春祭り(Feria de abril)で盛んに踊られる曲種。日本の「盆踊り」のような存在で、フラメンコをよく知らないスペイン人でも踊れることが多い国民的な踊りです。
そして踊りの練習生が初めに習う曲でもあります。つまり——ギタリストがこの曲を弾ければ、踊り手と合わせられる可能性が一気に広がるということです。
コードはたった4つ。でも「3拍目」に秘密がある
フラバンで取り上げたのは代表的な歌「ミララカラ」。出てくるコードはE7・Am・A7・Dmのたった4つです。
構成は、イントロ→歌い出し→パート1→パート2→パート3。これが1番から4番まで繰り返されます。1番ごとに踊りの振りが決まっているので、世界中どこでも「セビジャーナス!」と言えばみんなで踊れる。この共通言語っぷりが、現場で重宝される理由です。
前奏部分は「踊り手の準備が整うまで」弾かれます。本では便宜上3コンパスにしていますが、実際の現場では長さが伸び縮みする——こういう現場のリアルも、フラバンにはそのまま書いてあります。
6拍のコンパス——人差し指1本から始めよう
セビジャーナスのコンパスは6拍。かんたんバージョンは人差し指1本のストロークだけで弾けます。ただしコードチェンジが3拍目に来ることが多いので、そこだけ注意。
慣れたら、アバニコ奏法を使った「カッコいい」バージョンへ。同じ6拍が、一気に春祭りの音になります。
締めのコンパスも、かんたん/カッコいいの2段階で収録。まずは1番だけでも、通して弾けるようになってみてください。踊り手と合わせる日が、ぐっと近づきます。
模範演奏と解説はこちらの動画でどうぞ。
ギターの音を抜いた練習用音源はフラバン音源のページにまとめてあります。
次回はセビジャーナスと同じ3拍子系の「ファンダンゴス・デ・ウェルバ」。フラメンコらしい響き「ミの旋法」が初登場します。
※記事内の紙面画像は「フラバン!〜ゼロからはじめるフラメンコ伴奏ガイドブック」(池川寿一 著)より。
📖 フラバン収録曲 全曲解説シリーズ
- ① コーヒー・ルンバ
- ② ボラーレ
- ③ セビジャーナス(この記事)
- ④ ファンダンゴス・デ・ウェルバ
- ⑤ タンゴス
- ⑥ タンゴ・デ・マラガ
- ⑦ ガロティン
- ⑧ ブレリアス
- ⑨ グアヒーラ
- ⑩ ソレア
あなたに合った入口はこちら
この記事のテキスト『フラバン!』
「フラバン!〜ゼロからはじめるフラメンコ伴奏ガイドブック」(池川寿一 著)。譜面が読めなくても弾けるオリジナルの「かんたん伴奏進行表」で全10曲を収録。全曲に模範演奏&解説動画とギター音無し音源つきなので、買ったその日から踊り手・歌い手と合わせる練習ができます。
Amazonで見る(¥2,200)サイン付きを公式ストアで買う(送料込み¥2,400)
(PayPay・コンビニ払い・Amazon Payはこちら)
生の踊り手・歌い手と、合わせてみませんか?
フラバンの巻末にも書いたのですが、伴奏が本当に身につくのは「実際に踊り手や歌い手と合わせたとき」。教習所の路上教習と同じです。VIVAフラでは、スーパー練習会・おさらい会・発表会など、ギター・バイレ・カンテが一緒に合わせられるイベントを全国で開いています。教室の生徒さんは、フラバンで覚えた曲をそのままイベントで現場デビューできます。
ギター経験者の方は、無料の「90日 伴奏デビュー設計図」も参考にどうぞ。
つづけて練習する(聴く・知る)
- セビジャーナスが弾ければ現場デビューできる?|フラバン収録曲 全曲解説③(このページ)
- 最初の1曲がセビジャーナスであるべき3つの理由
- セビジャーナス 模範演奏
セビジャーナスとは?|「春祭りの踊り」を、聴く・叩く・弾く・歌うで知る に、聴く・叩く・弾く・歌うの入口をまとめています。
この記事の内容を、もっと深く
ぼくの教材で、続きを練習してみませんか
フラメンコ曲種マスター講座14曲種のコンパスを、ギターで刻めるように3,000円・中身を見る ▶
フラメンコ音楽マスタークラスリズムを口で歌えて、どんなコンパスにもついていける4,970円・中身を見る ▶どれも買い切り。動画と楽譜(PDF)が、購入後すぐにメールで届きます。


























