こんにちは!
フラメンコギター池川です。
著書「フラバン!〜ゼロからはじめるフラメンコ伴奏ガイドブック」の収録曲を1曲ずつ紹介するシリーズ、今回は ⑤「タンゴス」です。
タンゴスはフラメンコの4拍子系を代表する曲種。名前は似ていますが、アルゼンチンのタンゴとは全く違います。
日本人には馴染みやすいリズムで、なおかつ「フラメンコらしさ」もたっぷり。ぼくのライブでも登場回数が多い、頼れる曲種です。
歌振り・エストリビージョ・ハケ歌——現場用語も一緒に覚える
構成は、歌振り(歌がメインとなるパート)→エストリビージョ(繰り返しの歌)→エスコビージャ→ハケ歌。ハケ歌とは、踊り手が舞台上から退場するときに歌われる歌のことです。
こうした現場用語が構成図の中で自然に覚えられるのがフラバンの狙いです。用語がわかると、ライブを観る目も変わります。
そしてこの曲で本格登場するのが「4連続のラスゲアード」。薬指→中指→人差し指ダウン→人差し指アップと4本の指で弦をかき鳴らす、フラメンコギターの代名詞的な奏法です。写真つきで1指ずつ解説しています。
ウン・タン・タン・タン——8拍のコンパス
タンゴスのコンパスは8拍。1拍目は音を出さない「ウン」から始まるのが特徴で、B♭→Aという半音下がりの進行が「ミの旋法」の哀愁を漂わせます。
かんたんバージョンは「ウン・タン・タン・タン」だけ。ここに慣れたら、タカタカと細かく刻むカッコいいバージョンへ進みます。
締めのコンパスではラスゲアードが炸裂。力強い音でフラメンコらしさを表現できて、鋭い音の出し方のコツ(かき鳴らす指を隣の指に引っ掛ける)まで書いてあります。
模範演奏と解説はこちらの動画でどうぞ。
ギターの音を抜いた練習用音源はフラバン音源のページにまとめてあります。
次回は「タンゴス」と名前がそっくりで中身が違う「タンゴ・デ・マラガ」。初めての16拍に挑戦です。
※記事内の紙面画像は「フラバン!〜ゼロからはじめるフラメンコ伴奏ガイドブック」(池川寿一 著)より。
📖 フラバン収録曲 全曲解説シリーズ
- ① コーヒー・ルンバ
- ② ボラーレ
- ③ セビジャーナス
- ④ ファンダンゴス・デ・ウェルバ
- ⑤ タンゴス(この記事)
- ⑥ タンゴ・デ・マラガ
- ⑦ ガロティン
- ⑧ ブレリアス
- ⑨ グアヒーラ
- ⑩ ソレア
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この記事のテキスト『フラバン!』
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つづけて練習する(聴く・知る)
- タンゴスで手に入れる8拍のコンパス|フラバン収録曲 全曲解説⑤(このページ)
タンゴスとは?|「8拍の人気曲種」を、聴く・叩く・弾く・歌うで知る に、聴く・叩く・弾く・歌うの入口をまとめています。
この記事の内容を、もっと深く
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