チューナーは合っているのに音が変?|ギター初心者がハマるチューニングの落とし穴と、1か月をむだにしないコツ

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

チューナーの針はちゃんと真ん中にある。なのに、なんだか音が変。

ギターを始めたばかりの頃、そんな経験はありませんか。

ギターを始めた人ギターを始めた人
チューナーで合わせたはずなのに、先生の音と違う気がするんです…
池川池川
それ、とても多い落とし穴なんです。チューナーが悪いわけでも、あなたの耳が悪いわけでもありませんよ。

今日は、レッスンでとてもよく出会うチューニングの落とし穴と、その直し方をお話しします。後半では、「惜しい」状態のまま1か月練習してしまわないためのコツもお伝えします。

▼ 動画でも話しています

オンラインレッスンの一場面です。画面越しでも、チューニングはこうやって確かめていきます。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。

チューナーは合っているのに、音が変な理由

図解:チューニングの落とし穴

いちばん多い原因は、弦ごとに合わせる音を間違えていることです。

たとえば、3弦はG(ソ)に合わせる弦です。ところが、うっかり2弦と同じB(シ)の高さまで上げてしまうことがあります。

このとき、チューナーの針はちゃんと真ん中を指しています。なぜなら、チューナーは「いま鳴っている音に、いちばん近い音」を教えてくれるだけだから。どの弦を弾いているかまでは分かっていないんです。

だから、針が真ん中でも、合わせる音そのものが違えば、ギター全体の響きはおかしくなります。

ここがポイント
チューナーは「何の音か」を教えてくれる道具。「その弦が何の音であるべきか」は、こちらが知っておく必要があります。

まず「どの弦が何の音か」を確かめる

図解:まず「どの弦が何の音か」

ギターの弦は、太いほうから6弦、5弦…1弦と数えます。ふつうのチューニングでは、6弦から順に次の音に合わせます。

  • 6弦 E(ミ)
  • 5弦 A(ラ)
  • 4弦 D(レ)
  • 3弦 G(ソ)
  • 2弦 B(シ)
  • 1弦 E(ミ)

チューナーの画面には、針のほかにアルファベットが出ます。針を見る前に、まず文字を見る。これだけで、落とし穴の大半は防げます。

ギターを始めた人ギターを始めた人
このアルファベットが、弦の名前じゃなくて「音の名前」なんですね!

そうなんです。文字がその弦の音と違っていたら、針がどこにあっても、まずは文字を合わせるところからです。

合わせ方の3つのコツ

図解:合わせ方の3つのコツ

1 鳴らしっぱなしで見る

1回弾いたら、音が伸びているあいだにペグを回して、針の動きを見ます。弾いては止め、弾いては止め、をくり返すより早く合います。

2 ポンポン弾かず「ポーン」

強く何度も弾くと、針が揺れて読みにくくなります。やさしく1回「ポーン」と鳴らして、伸びている音で合わせましょう。

3 遠すぎるときは、遠慮なく回す

ずいぶん高く上げすぎてしまったときは、少しずつでは戻りません。こわがらずに、ぐるぐる回して下げてから合わせ直します。どちらに回すと音が下がるかは、ギターによって違うので、回しながら音の変化を耳で確かめてください。

最後に、全部の弦をもう一度弾いて確認しましょう。1本を合わせると、ほかの弦が少しずれることがあるからです。

「惜しい」まま1か月練習しないために

図解:「惜しい」を1か月続けない

このレッスンで、ぼく自身も反省したことがあります。

月1回のレッスンだと、次のレッスンまでの1か月、チューニングが少し違うまま、指づかいが少し違うまま練習が続いてしまうことがあるんです。本当にちょっとしたことなのに、「惜しい」方向へ1か月がんばってしまうのは、とてももったいない。

そこで、生徒さんにこんな提案をしました。

30秒の動画を送ってください
1週間に1回でも、2週間に1回でもいいので、LINEで30秒「いまこれをやっています」という動画を送る。それだけで「チューニングずれてますよ」「指づかい、ここが惜しいです」と一言で返せます。

先生に動画を送るのは気が引ける、と思うかもしれません。でも、教える側からすると、むしろありがたいんです。途中で方向を直せるので、次のレッスンが「直す時間」ではなく「進む時間」になります。

そして、1か月前はまだギターを持っていなかった人が、いま止まらずに1コンパス弾けている。それはちゃんと前に進んでいる証拠です。安心して続けてください。

チューニングのチェック

  • □ 6弦から1弦まで、合わせる音を言える
  • □ 針より先に、チューナーの文字を見た
  • □ 鳴らしっぱなしで合わせた
  • □ 最後に全部の弦をもう一度確かめた

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入っているもの

0〜1分 場所を決める つまずく所の少し前から、少し後まで録音

1〜3分 一つだけ変える 速さと指づかいを同時に変えない

3〜4分 前後とつなぐ 苦手な所の直前から、直後まで弾く

4〜5分 もう一度録音 止まる回数・音・力みのどれか一つを比べる

最初から弾き直す前に、止まる場所だけを取り出せます。「今日わかったこと」「次に試すこと」の記入欄つき。

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