街メンコ支援プロジェクト、採択企画が各地で動き出しました

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

街メンコ支援プロジェクトをスタートしてから、少しずつ、でも確実に「やってみたいです」という声が届くようになってきました。

最初は、正直ぼくも手探りでした。

フォームを作り、規約を整え、支援プロジェクトの会員と相談しながら、実際の申請が届くたびに「あ、ここはもっと分かりやすくした方がいいな」「このケースも想定しておかないといけないな」と、少しずつ形を整えてきました。

そして現在、いくつかの企画が正式に採択となり、各地で街メンコが動き出しています。

今日は、その採択企画の状況と、そこから見えてきたことを少し共有します。

 

この記事の目次

採択企画が、各地で動き出しています

日本各地へ広がる街メンコ採択企画

これまでに採択となった企画は、どれも少しずつ形が違います。

でも共通しているのは、「まだフラメンコに触れたことがない人に、身近な場所で届けたい」という気持ちです。

たとえば、愛知県東三河では、ホテル内の会場を使って、地域の方や高齢の方にも楽しんでもらえるフラメンコライブが計画されています。

高知では、ギターのお客さまが集まるカフェで、フラメンコギター、カンテ、踊りを届ける企画が進んでいます。

茨城県つくば市では、古民家を活用したイベントスペースで、地域の方に向けた小さなフラメンコライブ。

大阪では、スペイン料理店で、バイレを含むフラメンコライブを届ける企画。

群馬では、カフェで「第二の人生を楽しむ」方々にも届くような、あたたかいフラメンコライブが準備されています。

 

どれも大きな劇場公演ではありません。

でも、そこがいいんです。

 

カフェ、レストラン、古民家、ホテルの一室。普段フラメンコを観に行かない人が、ふと出会える場所。

 

まさに、街メンコが目指している風景です。

 

採択までに大切にしていること

街メンコの審査と採択後の確認

街メンコ支援プロジェクトは、申請すれば必ず支援が決まる制度ではありません。

限られた原資を使うため、申請内容、実施体制、支援金の必要性と効果、開催場所との確認状況などを見ながら、総合的に判断しています。

 

ただ、難しいことをしたいわけではありません。

ぼくたちが見ているのは、ざっくり言うとこんなことです。

 

  • その場所で初めてフラメンコを届ける企画か
  • 開催場所の了承が取れているか
  • 一般のお客さまや地域の方に開かれているか
  • 支援金があることで実現しやすくなるか
  • 開催後の報告や写真掲載に協力できるか

今回、実際に申請を受けてみて、かなり大事だと感じたのは、

「誰が主導して、誰が会場とやりとりし、誰が報告責任を持つのか」という点です。

会場側が主導する企画もあります。

 

一方で、出演者や愛好家が中心となって、会場の協力を得ながら進める企画もあります。

どちらも街メンコの対象になり得ます。

大切なのは、会場側と企画者側の認識がずれていないことです。

 

小さな会場だからこそ、フラメンコが近くなる

カフェやレストランで初めてフラメンコを届ける

街メンコの採択企画を見ていると、20名前後の小さな会場が多いです。

最初は「少ないかな?」と思う人もいるかもしれません。

でも、フラメンコにとっては、この距離感がものすごく大事だったりします。

 

ギターの弦の音。

カンテの息づかい。

踊りの足音。

お客さまの手拍子。

 

それが近い距離で伝わると、初めて観る方にも「あ、フラメンコってこういうものなんだ」と届きやすい。

もちろん、床や音、コンパネ、客席との距離など、考えることはあります。

でも、完璧なタブラオを作ることが目的ではありません。

その場所で、いちばん気持ちよく楽しめる形を探すこと。

それが、街メンコらしいフラメンコライブづくりだと思っています。

 

採択後も、書類でガチガチにしたいわけではありません

採択後の確認と報告を相談する様子

採択された方には、実施内容確認書や収支報告書などをお渡ししています。

こう書くと、ちょっと固く見えますよね。

 

ぼくも「国の助成金かな?」みたいな顔になりかけました。

いや、そこまではいきません。たぶん。

 

ただ、支援金を扱う以上、最低限の確認は必要です。

 

たとえば、支援金を何に使ったのか。開催後にどんな形で実施されたのか。

街メンコMAPやSNSで紹介してよい範囲はどこまでか。

こうしたことを、後からお互いに困らないように整理しています。

 

特に飲食店開催の場合、お店の飲食売上まで企画者側の収入に含めるのか、という問題も出てきました。

 

この点は、現在の運用では、投げ銭・チャージ・チケット収入など、

企画者側が受け取る収入を主な報告対象にしています。

 

お店が飲食提供で得る売上は、基本的にはお店側の売上として整理して大丈夫です。

こういう細かいところも、実際の申請があるからこそ見えてきました。

 

次に申請したい方へ

次の街メンコ申請を考える方へ

もし今、この記事を読んで「うちの地域でもできるかも」と思った方がいたら、ぜひ一度考えてみてください。

大きなホールでなくても大丈夫です。

カフェ、バー、レストラン、福祉施設、地域イベント、古民家スペース。

まだその場所でフラメンコを届けたことがないなら、街メンコの対象になる可能性があります。

ただし、申請前に大切なのは、開催場所の方としっかり話しておくことです。

 

  • フラメンコは足音が出ること
  • 踊りが入る場合は床やコンパネの確認が必要なこと
  • 音響やマイクが必要になる場合があること
  • 写真や動画を紹介に使う可能性があること
  • 支援金の使い道や報告が必要なこと

 

ここを事前に共有しておくと、あとでとても楽です。

そして何より、会場の方が「面白そうですね」と言ってくれるかどうか。

街メンコは、そこから始まる気がしています。

 

街メンコは、まだ始まったばかりです

街メンコがこれから広がっていく様子

今回の採択企画を見ていて、ぼく自身もかなり励まされています。

 

フラメンコを届けたい人は、全国にいる。

まだ観たことがないけれど、出会えばきっと楽しんでくれる人も、全国にいる。

 

その間をつなぐ小さなきっかけとして、街メンコ支援プロジェクトが少しでも役に立てたら嬉しいです。

採択された企画については、開催後に街メンコMAPやSNSでも少しずつ紹介していく予定です。

 

「フラメンコは特別な場所に行かないと観られないもの」ではなく、街の中でふと出会えるものへ。

まだまだ手探りですが、そんな未来を、少しずつ作っていきたいと思っています。

街メンコ支援プロジェクト、申請受付中です

まだフラメンコを届けたことがない場所での企画を、上限5万円まで支援します。

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