こんにちは!
フラメンコギター池川です。
スペイン語の歌詞を見ると、それだけでちょっと気が重くなりますよね。
意味も分からないし、全部覚えないといけないのかな、と。
踊りを習っている人
池川大事なのは、言葉そのものより、歌の「形」を知ることです。今日は、歌詞のどこを押さえればいいのか、スペイン語が分からなくてもできる覚え方をお話しします。
▼ 動画でも話しています
歌の形の聞き方と、よくある質問にお答えしています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
なぜ、全部覚えなくていいのか

フラメンコでは、同じ曲種でも、歌い手によって歌詞が変わることがよくあります。同じ曲種でも、その日によって別の歌詞を選んで歌うこともあるんです。ですから、ひとつの歌詞を丸暗記しても、本番では違う歌詞が来ることがあります。
押さえたい「歌の形」3つ

1 歌の一区切りの長さ
歌は、いくつかの行のまとまりでできています。ひとつのまとまりが、だいたいどのくらいの長さで終わるのか。これが分かると、歌詞が変わっても「そろそろ終わるな」と感じられるようになります。
2 歌い始めと歌い終わり
歌がどこから始まって、どこで閉まるのか。踊りでもギターでも、合わせるのはこの2か所が中心です。
3 意味を日本語で一言だけ
恋の歌なのか、悲しい別れの歌なのか、楽しいお祭りの歌なのか。一言で分かるだけで、表情や音の出し方が自然に変わってきます。
ソレアのように、短い行がいくつか集まってひとつになる歌は、「繰り返し」と「間」が分かると、歌詞が変わっても全体の長さが予想できます。歌の終わりのほうで声をぐっと引き上げて締めに向かう場面が聞き分けられると、締めの直前に体や指の準備ができます。
スペイン語が分からなくてもできる覚え方

まず、歌詞をカタカナで書き出します。次に、最初の1行と最後の1行だけ、声に出して言えるようにします。真ん中は、聞いて流れが分かれば十分です。そして意味は、先生に聞いたり翻訳を調べたりして、一言だけメモしておきましょう。
踊りを習っている人どちらも正しいです。さっきお話ししたように、同じ曲種でも歌詞は差しかえられることがあります。変わっても曲種の形は同じなので、区切りの長さと、始まりと終わりが分かっていれば大丈夫です。
「発音が全然できる気がしない」という方も、最初はカタカナで大丈夫です。大事なのは、正しい発音より、言葉がリズムのどこに乗っているか。慣れてきたら、少しずつお手本の音に近づけていきましょう。
ギターを弾く人にとっても、歌詞の区切りを知っておくと本当に助かります。歌い手さんが息を吸うところで、ギターがすっと支えられるようになります。
やりがちな3つの間違い

1つ目は、意味を一語一語、全部訳そうとすること。辞書を引きながら全部訳すと、それだけで疲れてしまいます。意味は、ざっくり一言で十分です。
2つ目は、ひとつの歌詞だけを何度も聞き続けること。同じ曲種で、別の歌詞の録音も聞いてみてください。歌詞が変わっても形が同じだと気づけると、本番で慌てなくなります。
3つ目は、歌詞カードを見ながらでないと聞けなくなってしまうこと。最初は見ながらで大丈夫です。慣れてきたら、目を閉じて、耳だけで区切りを感じてみてください。
今日からやってみること
- □ 練習している曲の歌詞の最初の1行を、カタカナで書き出した
- □ 最初の1行と最後の1行を、声に出して言ってみた
- □ 歌の意味を、日本語で一言メモした
- □ 一区切りの長さを、聞いて確かめた
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