コンパスが合っていたらどんな弾き方をしてもいいの?

フラメンコ音楽の専門家
池川寿一です。

メルマガ読者からご質問をいただきました。

同じような悩みを抱えている方もいらっしゃると思いますので、

参考にしてみてくださいね!

<ご質問>

▼ 動画でも話しています

この記事のテーマに関連する内容を、YouTubeでも話しています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。

で質問があります。

findefiesta.jpg

ジャマーダ(歌を呼ぶための合図)
は同じコンパス数なら何種類か弾かれているパターンを入れ替えたり、
組み合わせてみたり自由に弾いていいのでしょうか?

踊り手の足のアクセントが12拍目とか1拍目とか
弾き始めが違うのもありますが、
このアクセントの時はこのジャマーダは使えない(間違い?)
とかこれが良いとかあるのでしょうか?

極端な話どんな振りつけでも同じコンパス数なら
ワンパターンなジャマーダでも間違いではないですか?

↑ここまで

<池川の回答>

ご連絡ありがとうございます!

ご質問の回答ですが、ジャマーダの長さ(コンパス数)が
合っていれば、基本的に
どんな弾き方でも構いません。

個人的に思うのは、
フラメンコは正解がない代わりに、
センスが問われるものだと思っています。
 

踊り手が12拍目を抜いて、
1拍目から踊っているのに対して、

ギターが12拍目から弾いたら間違い、
というわけではありませんし、

「踊り手が細かい音数の足をしているから、ギターも細かく弾く」

または

「踊り手が細かい音数の足をしているから、あえてギターは音数を少なくする」

というのもアリです。
 
このあたりはその場の感覚やセンスがものを言うので
一概にこうとは言い切れないのですが、
その不安定さ、不確実さがフラメンコの面白さ

と感じてもらえるといいかと思います。

 
 
参考にしてみてくださいね!
 

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タパオとは

メルマガ読者さんから、タパオについてご質問をいただきました。ギターで弦が鳴らないように押さえてリズムを刻むとき、単調になるのでボディを叩いて変化をつけたい、でもダメでしょうか、という質問です。

タパオは、左手で弦に軽く触れて音をミュートして弾く奏法です。おもに、踊り手のエスコビージャ、つまり足技を見せるときに使います。コードを弾いている途中でミュートに切り替えると、パーカッションソロのような音になります。踊り手さんから求められることも多いです。

フラメンコ コンパス 弾き方 の考え方

答えは、全然オッケーです。タパオに特別な決まりはなく、コンパスが合っていれば、どんな埋め方をしても大丈夫です。ただ一つ注意したいのは、踊り手が出しているニュアンスやテンションに合わせることです。踊り手がすごく盛り上がっているのに、ずっと同じ調子では盛り上がりません。テンションに応じて細かく入れたり、叩いたりします。

ブレリアでの一例

ブレリアの12拍で考えてみます。ずっと同じだと単調になるので、たとえば後半の6拍目あたりからアバニコを入れてみます。ゴルペ(ぼくは中指で6弦より上のあたりを叩きます)を裏拍に入れると、めっちゃかっこいいです。前半にゴルペを入れて、後半にアバニコも入れる、というのもありです。ポンと1発だけ入れてもいいですし、1拍を3つに細かく割ってもいいです。

基本的にどんな弾き方でもいいのですが、いちばん大事なのは踊り手のテンションに合わせることです。まだ踊りが始まったばかりで、盛り上げる前の段階なら、少し音量を落としてじわじわと仕掛けます。タパオを身につけると、踊り手をより表現豊かに盛り上げられます。

よくある質問

タパオのとき、ボディを叩いて変化をつけてもいいですか?

全然オッケーです。タパオに特に決まりはなく、コンパスが合っていればどんな埋め方でも大丈夫です。ただし、踊り手のニュアンスやテンションに合わせることを意識してください。

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