こんにちは、フラメンコギタリスト池川寿一です。
フラメンコの楽しさを日々お届けしています。
さて。
ドレミ楽譜出版社から４冊目となる教本を製作中です。
テーマはズバリ「フラメンコ伴奏」。
フラメンコというと踊りをイメージされる方が多いのですが、その踊りを後ろで支えるのがフラメンコギタリストの存在です。
ぼくがフラメンコ伴奏を始めたきっかけ
ぼくはラテン歌手である父親の影響で６歳からフラメンコギターを弾いてきましたが、伴奏を始めたのは２０歳を超えてから。
複数の大学のサークルから成る「学生フラメンコ連盟」と出会ったのがきっかけでした。
当時は「まさか自分と同じ大学生がフラメンコをやっているなんて！」とかなり衝撃を受けた記憶があります。。
それまで「ギターで飯を食う」というのは宝くじを買うような漠然とした夢だったのですが、「日本で数少ないフラメンコ伴奏ギタリストは需要がある」ということを知り、イチかバチかプロを目指そうと思いスペインに留学することを決意しました。
その後はおかげさまで２０代のうちにギターで飯を食うことはできるようになりましたが、その活動を支えてくれたのがまぎれもなくフラメンコ伴奏という仕事でした。
ギター練習生の共通の悩みとは？
２０１２年に初めて出版した「フラメンコ・ギターの教科書」をきっかけに、全国のギター練習生とやり取りするようになったのですが、
「ラスゲアードがうまく弾けない」
「リズム感がよくならない」
「一人で孤独に弾いていて寂しい」
「上達するモチベーションが湧かない」
など、共通の悩みを抱えていることがわかりました。
今ならはっきり言えます！
それらすべてフラメンコ伴奏で解決できる、と。
というのも、伴奏を通じて、
「踊り手や歌い手と出会うことで新しい人間関係が広がる」
「一緒に作品を作る喜びを感じられる」
「伴奏することで必要なテクニックやリズム感が否が応でも高まる」
からです。
これまでにも「フラメンコ舞踊伴奏マスターDVD」（全１３巻）を作ったり、
踊り手や歌い手を招いた伴奏セミナーを開催してきましたが、
どちらも実践的で、ある程度のギター経験者向けの内容でした。
今作ってるフラメンコ伴奏教本は、
・楽譜なしの簡単リズム表記
・人差し指１本で弾ける簡単バージョンとカッコいいverの２種類を収録
といったギター、フラメンコ初心者向けに書いています。
さらに「Youtube動画で無料で学べる→興味あったら本買ってね」という流れで作っています。
スマホでもタブレットでもパソコンでも、いつでもどこでも映像を見ることができるので、改めて便利な時代だなぁと、ぼくが１冊目を書いた８〜９年前では考えられませんでした。
とまあ、こんな感じであの手この手でフラメンコギターの魅力をお届けしたり、裾野が広がるお手伝いができればと思ってます。
まだまだ山のようにやることありますが、がんばります。
よろしくお願いします。
ではー！
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