こんにちは!
フラメンコギター池川です。
先生が「そこ、レマーテで!」と言った瞬間、頭の中が真っ白になる。
みんなは分かっているみたいなのに、自分だけ言葉の意味が追いつかない…。そんな経験はありませんか?
踊りを習っている人
池川今日は、言葉に振り回されなくなる「3語だけ」の整理法を、伴奏の現場で見てきた目線でお話しします。
▼ 動画でも話しています
先生と踊り手さんの間で見かける用語のすれ違いも交えて、お話ししています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
用語は「暗記」ではなく「結びつけ」

伴奏していると、先生と踊り手さんの間で、用語のすれ違いをよく見ます。たとえばレマーテ。一般的には、フレーズを閉める、つまり区切りをつける動きや音を指すことが多いです。でも、教室によって、先生によって、指している範囲が少しずつ違うんですね。
だから辞書的な意味で覚えても、レッスンでは使えないことがあります。大事なのは「うちの先生は、この場面をレマーテと呼んでいる」という結びつき。レッスンで先生の言葉を聞いた瞬間に体が動くかどうかは、この結びつきで決まります。
「3語だけ」整理する手順

用語を丸ごと覚える必要はありません。いまの振りに出てくる言葉だけで十分です。
- いま習っている振りの中で、先生がよく使う言葉を3つだけ選ぶ(例:ジャマーダ、レマーテ、エスコビージャなど、クラスでよく出る3つ)
- その3つを「動き」と「役割」に分けてメモする。動きは「どんなことをするか」、役割は「曲の中で何のためにあるか」
- メモを先生に見せて「この場面をこう呼んでいる、という理解で合っていますか?」と確認する
- 言葉・動き・役割・振りのどこに出てくるかを、紙1枚に書く。これがあなた専用の用語集になります
- 次のレッスンで、その紙と照らし合わせる
たとえばジャマーダなら、動きは「先生がやっているあの足と腕の合図」、役割は「次に進むよと、後ろの音楽に伝えること」が多いです。伴奏者の席から言うと、ジャマーダはぼくたちへの合図で、「来た」と思ってこちらも反応します。役割が分かると、ぼくたちと目が合うようになるんです。
「レマーテ=区切り」ではなく、「レマーテ=歌の終わりのあの足3回」まで書くと、言葉が体とつながります。
3語ができたら、次の3語へ。これを繰り返すと、半年後には、レッスンの言葉が振りとつながっていくと思います。
よくある疑問に答えます

踊りを習っている人そう、違うんです。でも、それが普通です。辞書ではなく、「いまの先生はこの場面をこう呼ぶ」と覚えてみてください。先生が変わったら、そのときにまた確認すれば大丈夫です。
- スペイン語は勉強したほうがいい? 勉強すれば楽しいですが、必須ではありません。レッスンで使う用語は、振りに結びつけて覚えれば困りません
- 用語集の本は役に立つ? 確かめるときには役に立ちます。ただ、本を丸ごと覚えようとするとレッスンで使えない知識になりがちです。自分の3語が先、本は答え合わせです
- 伴奏者に伝えてもいい? ぜひ大丈夫です。「ここでジャマーダを入れます」「レマーテで終わります」と言ってもらえると、ぼくたちは本当に助かります。伝え方は、習っている先生や伴奏者とよく相談してみてください
つまずきやすい3つの間違い

- 分からない言葉を、一気に全部整理しようとする:20語をノートに書いても使えるようにはなりません。まず3語です
- 辞書の意味だけを書いて、自分の振りに結びつけない:意味だけでは体が動きません
- 先生に確認するのを恥ずかしがる:分かったふりを続けるほうが、あとで困ります。「この理解で合っていますか?」は、先生がいちばんうれしい質問のひとつだと思います
今日の3語メモ
- □ いまの振りでよく聞く言葉を3つ選んだ
- □ それぞれ「動き」と「役割」を書いた
- □ 振りのどこに出てくるかを書き込んだ
- □ 次のレッスンで、先生に確認する
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