【今週のフラメンコ便り】ビエナル2026特集|ギタリストの新作と話題の舞台を日本語で

こんにちは!フラメンコギター池川です。

いま、スペイン・セビージャで「ビエナル(Bienal de Flamenco)」が開かれています。2年に1度の、世界でいちばん大きなフラメンコのお祭りです。

現地の専門サイトは毎日のように舞台評を出しているのですが、ほとんどがスペイン語。日本語で読める情報はほんのわずかです。

そこで今週から、気になったニュースを日本語でまとめてお届けすることにしました。題して「今週のフラメンコ便り」。第1回はビエナル特集です!

この記事でわかること

・ビエナル2026で話題になっているギタリストと踊り手
・ギターを弾く人、踊る人が「ここを聴く・見る」と楽しくなるポイント
・元の記事を日本語で読む方法

そもそも「ビエナル」ってどんなお祭り?

セビージャの街にかかるビエナルのポスター

ビエナルは、セビージャの街じゅうの劇場で、約1か月にわたってフラメンコの公演が続くお祭りです。トップアーティストが新作を初めて見せる場所でもあるので、ここで発表された作品が、その後の数年の流れをつくることも少なくありません。

今年は第24回。ギタリストの新作アルバム、踊り手の新しい作品、若手の挑戦と、毎晩なにかしらのニュースが生まれています。

ギター:ダニ・デ・モロンの「人間味」あふれる新作

劇場の舞台で椅子に座って弾くフラメンコギタリスト

ギタリストのダニ・デ・モロンが、トゥリーナ劇場で新作を発表しました。ブレリアで幕を開け、ただ明るく楽しいだけのリサイタルでは終わらない、冒険心のあるまじめなギターだったと評されています。

元の記事(スペイン語):日本語で読む(自動翻訳)

ギター:ラファエル・リケーニ×サックスのティム・リーズ

フラメンコギターとサックスの共演

セビージャを代表するギタリスト、ラファエル・リケーニが、アメリカのサックス・フルート奏者ティム・リーズと組んだ新しいプロジェクト『Tunisia(チュニジア)』を初演しました。フラメンコとジャズのあいだを行き来する14曲のステージです。

▶ ビエナルでの『Tunisia』の舞台(公式映像)

動画:De Flamenco TV

同じ週には、ウエルバ出身のギタリスト、マヌエル・デ・ラ・ルスも新しいアルバム『De Raíz(根っこから)』を発売2日後に世界初演しています。ギターの新作が続いた週でした。

▶ マヌエル・デ・ラ・ルス「Las Calderas」(本人の公式映像)

動画:Manuel de la Luz

元の記事(スペイン語):リケーニの記事を日本語で読む/マヌエル・デ・ラ・ルスの記事を日本語で読む

踊り:イスラエル・ガルバン新作『白と黒のボレロ』

ピアノの横で足を踏み鳴らすフラメンコの踊り手

踊り手イスラエル・ガルバンが、マエストランサ劇場で新作『Bolero de blanco y negro(白と黒のボレロ)』を初演しました。ピアニストのアンドレア・レバウデンゴと温めたアイデアから生まれた、作曲家ラヴェルへのオマージュです。

▶ 『白と黒のボレロ』の舞台(公式映像)

動画:De Flamenco TV

あの有名な「ボレロ」とフラメンコがどう出会うのか。想像するだけでワクワクしますね。

元の記事(スペイン語):日本語で読む(自動翻訳)

踊り:全員が歌い・弾き・踊る、サラ・ヒメネスの一座

歌・手拍子・ギター・踊りがそろった一座の舞台

グラナダの踊り手サラ・ヒメネスが、ビエナルで初めての単独公演『La compañía(一座)』を上演しました。旅まわりの一座をテーマに、出演者全員が歌も楽器も踊りもこなす舞台です。

同じ週には、ダビ・コリアが7人の踊り手と『バベル 生きた塔』を、マヌエル・リニャンが恩師マリオ・マヤへのオマージュを込めた『バイラオール@』を上演しています。

▶ マヌエル・リニャン『バイラオール@』、歌はミゲル・ポベダ(公式映像)

動画:De Flamenco TV

元の記事(スペイン語):サラ・ヒメネスの記事を日本語で読む/ダビ・コリアの記事を日本語で読む

おまけ:シャキーラがマドリードのタブラオで感激

スペインのタブラオの舞台

ビエナルとは別の話題をひとつ。コロンビアの歌手シャキーラが、マドリードの名門タブラオ「コラル・デ・ラ・モレリア」で一流の踊り手たちに囲まれて一夜を過ごし、フラメンコへの憧れを語ったそうです。世界的なスターも夢中にさせる力が、フラメンコにはあるんですね。

元の記事(スペイン語):日本語で読む(自動翻訳)

現地のニュースを、日本の練習にいかすには

家でギターを抱えて音楽を聴く人

トップアーティストの新作は、遠い世界の話に見えるかもしれません。でも、どの舞台でもいちばん大事にされているのは「歌と踊りとギターが、同じコンパスの上で呼吸を合わせること」です。

ニュースで気になった人の名前を、YouTubeで検索して1曲だけ聴いてみてください。そのとき「ギターはどこで踊りに合わせているかな?」と耳をすませると、ふだんの練習の聴こえ方が変わってきます。

「今週のフラメンコ便り」は、これから毎週お届けします。気になるニュースや、「この人のことを知りたい!」というリクエストがあれば、ぜひ教えてくださいね。

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