本業を辞めずにフラメンコのプロになれる?週末活動で実現する方法

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

先日、養成塾の受講生からこんな相談を受けました。

「池川さん、ぼく今の仕事を辞めずにフラメンコの活動をしていきたいんですが……正直、甘いですか?」

甘い?いや、全然。

むしろそれが、いちばん現実的で、いちばんリスクの少ない選択だと、ぼくは思っています。

今日は「本業を持ちながらプロとして活動すること」について、ぼくの経験も交えながら正直に書いてみます。

この記事の目次

「仕事を辞めてから」は幻想かもしれない

「本気でやるなら仕事を辞めて専念しなきゃ」

こういう考え方、フラメンコの世界でもよく聞きます。でもぼく、これ少し違うと思っていて。

仕事を辞めた瞬間に、何かが変わるわけじゃないんですよね。

時間が増えるのは確かです。でも、収入がなくなる焦りと戦いながら演奏する毎日って、想像以上にしんどい。「早く稼がないと」という焦りは、音楽の質にも影響します。

ぼく自身、スペインから帰国した直後の時期はまさにそれでした。貯金の減り具合が気になって、練習に集中できない日もあって。

あのときの自分に言いたいです。「もう少し落ち着け」と。

本業があるからこそ「余裕」が生まれる

本業を持ちながら活動することの最大のメリット、それは「経済的な余裕」です。

余裕があると、焦らなくなります。焦らないと、ちゃんと音楽と向き合えます。

そして、活動の質が上がります。

「今月の収入がこれくらいだから、このお仕事は受けられない」という判断ではなく、「これは自分がやりたいか、やりたくないか」という基準で仕事を選べるようになる。

これ、じつはかなり大きな違いです。

好きなことだけ引き受けているギタリストと、断れないからなんでも引き受けているギタリスト。

どちらの演奏に魅力があるか、聴いている方にはわかります。

週末だけで、実際どのくらい活動できるのか

「週末しか動けないなら、活動なんてたかが知れてる」と思うかもしれません。

でもちょっと計算してみてください。

週に1〜2回の伴奏、数カ月に1〜2回のイベント出演や発表会。これだけで、月に10〜15コマの経験が積めます。

それを1年続けると?

これ、けっこうな数字じゃないですか。

フラメンコの伴奏ギタリストとして活動するために必要なのは、時間よりも「場数」です。週末だけでも、場数は十分に積めます。

「プロ」の定義を少し変えてみる

そもそも「プロ」ってなんでしょう。

音楽だけで生計を立てている人?

それが一つの定義ではあります。

でも、ぼくはもう少し広く考えていいと思っています。

「お金をもらって演奏する」「その分野で人に価値を提供できる」、それがプロです。

本業を持ちながら、週末にフラメンコの稽古場で伴奏ギタリストとして活動して、ちゃんと報酬をもらっている。それはれっきとしたプロ活動です。

むしろ、経済的な安定があるぶん「好きなように演奏できるプロ」とも言えます。

ぼくが養成塾でお伝えしているのは、このスタイルのプロ像です。

ぼく自身が、そのやり方で動いていた時期がある

少し自分の話をします。

スペインから帰ってきて、しばらくはギタリスト活動とアルバイトを並行していました。

アルバイトは、昔からパソコン仕事は得意だったので、

知り合いのダンサーのホームページやブログを作ったり、データ入力の仕事をしたりしていました。

そのレッスンをするようになりました。

収入の柱がいくつかあると、演奏の仕事で無理に妥協しなくて済みます。「この現場はちょっと違うな」と感じたら断れる。それが、演奏のクオリティを守ることにもなっていました。

最初から「演奏だけで食う」を目指さなくていい。

まず「演奏で副収入を得る」段階を踏む。その実績と信頼を積み上げていけば、自然と比重は変わっていきます。

焦らなくていいんです。本当に。

まとめ:本業はリスクヘッジじゃなくて「土台」

本業を持ちながらプロ活動するって、妥協でも逃げでもありません。

それは、長く続けるための「土台」を持つことです。

フラメンコは、続けた人間が強い世界。

10年、20年と弾き続けた人間の音には、どんな若い音にも出せない深みがある。

そのためにも、まず「続けられる環境」を作ることが大切です。

本業があることは、その環境を守ってくれます。

甘くなんかない。むしろ、かしこい選択だと、ぼくは思っています。

ギターを長年弾いてきた。でも一人で弾いているだけでいいのだろうか——そんな気持ちがある方は、まずぼくのメールセミナーを読んでみてください。全8通で正直にお伝えしています。

 

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