ギターと踊りと歌を家族で毎日|教材を手にした方から届いた、うれしいメッセージ

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

先日、教材をご購入いただいた方から、とてもうれしいメッセージが届きました。

読んだ瞬間、思わずギターを置いて、もう一回読み直してしまいました。

お名前や細かいことは伏せて、内容だけご紹介させてください。

「家族でフラメンコをやってみたい」「基礎練習って本当に意味あるの?」と思っている方にも、きっとヒントになるはずです。

▼ 動画でも話しています

基礎練習をどれぐらいやればいいのか、ぼくの考えを動画で話しています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。

ギターと踊りと歌を、家族で毎日

家族でギター・踊り・歌をそろえて練習する様子

メッセージをくださったのは、少し前に舞踊伴奏の教材を手にしてくださった方です。

なんとご家族で、ギター・踊り・歌をそれぞれ担当して、毎日一緒に練習しているそうなんです。

ギターがいて、踊りがいて、歌がいる。

これ、フラメンコの「ぜんぶ」がそろっているんですよね。

フラメンコはもともと、家族や仲間が集まって、歌って、手をたたいて、踊って…という場所で育ってきた音楽です。

スペインのお祭りや家族の集まりでは、おじいちゃんが歌い、子どもが踊り、親戚のおじさんがギターを弾く、なんて光景も珍しくありません。

それが日本のご家庭で、毎日起きている。

「とても楽しいです」というひと言に、ぼくまで楽しくなってしまいました。

「イントロとファルセータが難しい」から、自分で一歩を選んだ

楽譜を見ながらファルセータに向き合うギター担当の子

メッセージには、こんなことも書かれていました。

ギター担当のお子さんが「イントロやファルセータが難しい」と悩んでいた。

そこで、自分で貯めたお金で「この教材を買ってほしい」と言ってきた――。

そうして選んでくれたのが、最短で上達するためのフラメンコギター エクササイズ集でした。

これ、すごく大事なポイントだと思うんです。

伴奏の練習をしていると、リズム(コンパス)を刻むところは何とかなっても、イントロやファルセータ(伴奏の合間に入るメロディのフレーズ)で手が止まる、ということがよく起きます。

その原因は、曲そのものより、指の「基礎の動き」にあることが多いんです。

  • ピカード(人さし指と中指で弾く単音のメロディ)の粒がそろわない
  • アルペジオで指がもつれる
  • ラスゲアードやアバニコでリズムがよれる

こうした動きが一つずつ楽になると、同じファルセータが急に弾きやすくなります。

「曲が難しい」と感じたときに、曲をやみくもに繰り返すのではなく、基礎へ戻る。

それを自分で選べたのは、本当にえらいなあと思いました。

基礎練習で、演奏はどう変わる?

基礎練習で指の動きがそろうフラメンコギターの右手

「きちんと基礎練習をすることで、どう変わるのか楽しみ」とも書いてくださっていました。

ぼくの経験と、これまで生徒さんを見てきた中で、変わりやすいのはこんなところです。

  • 音の粒がそろう…ピカードやアルペジオの一音一音がはっきりして、ファルセータが「歌う」ようになる
  • リズムがよれにくくなる…ラスゲアードが安定すると、踊りの人が安心して踊れる
  • 力が抜ける…余計な力が減って、長く弾いても疲れにくくなる
  • 新しい曲を覚えるのが速くなる…初めてのフレーズでも「あ、この動きね」と分かる

なかでも伴奏で効いてくるのは、2つ目の「リズムがよれにくくなる」です。

ご家族で練習していると、踊り担当の方、歌担当の方が、ギターの音に合わせて動いたり歌ったりしますよね。

ギターのリズムが安定すると、ほかの二人もぐっと楽になる。

基礎練習は一人のためだけじゃなく、一緒に演奏する人のためにもなるんです。

ちなみに、ぼく自身も昔は基礎練習が苦手でした。

スペインで教わった「練習の型」を取り入れてから、毎日のルーティンになりました。

エクササイズ集には、その型を17章・約1時間半にまとめています。

毎日続けるための、ちいさなコツ

タイマーを使って短く基礎練習を続ける様子

基礎練習は、続けられるかどうかがいちばんの勝負です。

ご家族で練習している方にも、一人で練習している方にも使える、ちいさなコツを書いておきます。

  1. 最初の5分だけ基礎にする…長くやるより、毎日同じ順番で短く。曲の練習の「準備運動」にしてしまう
  2. 1日1項目にしぼる…今日はピカード、明日はアルペジオ、と日替わりにすると飽きにくい
  3. ゆっくりから始める…速さより、音の粒がそろっているかを耳で確かめる
  4. 家族や仲間に聴いてもらう…「昨日より音がきれい」と言ってもらえると、続ける力になります

4つ目は、ご家族で練習している方ならではの特権ですね。

踊りや歌の人は、ギターの変化にけっこう敏感です。

「なんか今日、踊りやすい!」と言われたら、それが基礎練習の成果です。

質問動画も「なるほど!」と観てくださっていました

質問動画を家族で観てうなずく様子

メッセージの後半には、こんな言葉もありました。

レッスンでの質問に答える動画を、ご家族みんなで「なるほど!」とうなずきながら観ています、と。

これは本当にうれしかったです。

質問動画は、実際のレッスンで生徒さんから出た疑問をもとに作っています。

だからこそ、ほかの方にとっても「ちょうど知りたかったところ」になりやすいんだと思います。

いただいた質問が、また別のだれかの「なるほど!」になる。

そうやってつながっていくのが、ぼくはとても好きです。

これからも、みなさんの「ここが分からない」をどんどん動画にしていきます。

あらためて、うれしいメッセージをありがとうございました!

ご家族のフラメンコが、これからどう変わっていくのか、ぼくも楽しみにしています。

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