フラメンコギター1〜2年は「わからなくて正解」——5年・10年・15年で見えてくるもの

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

レッスンをしていると、こんな声をよく聞きます。

「もう1年やってるのに、全然わかってる気がしなくて……」

わかります、その気持ち。でもぼくは毎回こう言います。

「それ、正常ですよ」と。

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1〜2年は「わからなくて当たり前」の時期

フラメンコギターって、実はかなり特殊な楽器です。

右手の奏法だけでラスゲアード、アルペジオ、ピカード、ゴルペ……と種類がたくさんある。

左手のコードも、クラシックギターやポップスとは違う押さえ方が多い。

さらにフラメンコ独特の「コンパス(リズム)」という概念がある。

これを1〜2年で全部わかろうとするのは、無理です(笑)。

むしろ「なんかわからないけど楽しい」という感覚のまま、続けることの方が大事。

わからないまま続けていると、ある日突然「あ、これってこういうことか」という瞬間が来ます。

5年目でやっと「輪郭」が見えてくる

ぼくの経験で言うと、5年目ぐらいから少しずつ全体像が見えてきた感じがありました。

「コンパスってこういうものか」「伴奏ってこういう役割なんだ」みたいな、ぼんやりした輪郭。

1〜2年のころは、その輪郭すら見えていませんでした。

でも、5年目に見えてきた輪郭があったのは、1〜2年のころに「わからないまま続けた」おかげだと今は思っています。

10年、15年でようやく「そういうことか」になる

さらに時間が経つと、また違う景色が見えてきます。

10年目ぐらいで「なんで踊り手さんがあの時あの顔をしたか」がわかるようになってきました。

15年ぐらいになると「あの師匠が言ってたことって、こういう意味だったのか」とか(笑)。

言葉より早く、体や感覚が先に理解していく感じ。

フラメンコってそういう楽器なんだと思います。

だから今、焦らなくていい

1〜2年でわからないのは、当たり前。

5年でやっと輪郭が見えてきて、10年・15年でようやく深みがわかってくる。

でもその旅が楽しいんですよね、これが。

「全然わかってない自分がいやだ」じゃなくて、「全然わかってないけど弾けるようになってきた、面白い」という感覚を大事にしてほしいなと思います。

今日より1年後、1年後より5年後——そのつもりで続けてみませんか。

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