発酵メーカーで甘酒を作ったらやたら甘かったので、これまた手作りの豆乳ヨーグルトを混ぜたら奇跡的に美味しかった池川です。
ギターを弾いたり、教材を作ったりしてフラメンコ音楽の魅力を届けるためにあれこれやってます。
さて。
現在4冊目の本を執筆しています。
テーマは「はじめてのフラメンコ伴奏」。
フラメンコの縁の下の力持ちであるギタリストが、どのように踊り手や歌い手を支えているのか、ギタリスト目線でフラメンコ音楽を解説する内容です。
教本なので、コードの押さえ方やコンパス(フラメンコ特有のリズム・パターン)を細かく解説する部分もありますが、自分で書いておきながら「まったくこの通りに弾かなくても大丈夫だなぁ」ということに気づきました。
#どっちだよ
というのも先日、週末ギタリスト養成塾を卒業したtamaちゃんから、今度イベントでバイレ(フラメンコダンサー)と一緒に出演するとのことで、練習している動画を送ってくれたんですね。
ところどころ間違えているところはあっても、一番大切なことが守れていたので、これだったらバイレも最後まで踊り通せると思いました。
伴奏する上でいちばん大切なことって?
伴奏する上で一番大切なこと。
それは・・・
「間違えても最後まで弾き通すこと」
です。
初心者のうちは、習ったことと違う弾き方をすると「あ!間違えた!」と思わず止まってしまったり、やり直してしまったりすることが多々あります。
tamaちゃんの場合、例えファルセータ(ギターのメロディ部分)やジャマーダ(歌を呼ぶための合図)がたどたどしかったとしても、何事もなかったように弾き通していました。
これってフラメンコ伴奏をする上ですっごく大切なことなんです。
「間違えても構わない。でもコンパスだけは外さない」
とてもシンプルですが、逆に絶対に守らなければいけないルールでもあります。
はじめはぼくも全然できませんでした。
間違えた瞬間に頭が真っ白になって、手が止まってしまい、そうすると踊りも止まってしまい、曲が止まってしまうことがよくありました。
頭が真っ白になる池川氏。
大切なのは「最後まで弾き通すこと」。
別にお手本通りに弾けなくても大丈夫。
自分で作ってしまっても大丈夫。
それだけの懐の深さがフラメンコにはありますから。。
ではー!
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