知っている曲でフラメンコを始める|手拍子から踊る3ステップ

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

フラメンコには興味がある。でも、スペインの曲は一曲も知らない。

その状態で踊りの教室へ行くのは、知らない曲ばかりのカラオケに飛び込むようで、ちょっと緊張しますよね。

そんなとき、入口を「知っている曲」にしてみる方法があります。

VIVAフラの「チョコメンコ」では、「天城越え」「恋するフォーチュンクッキー」「コーヒールンバ」などをフラメンコにアレンジした音源でも踊れます。

好きな曲を聴く、小さく手拍子する、簡単な動きを一つ加える。初めてなら、まずはこの順番で十分です。

今日は、知っている曲がフラメンコになる面白さと、初めての一歩の踏み出し方をお話しします。曲名を覚える予習も、衣装を買う準備も、この記事を読む前には要りません。

「天城越え」もフラメンコに?原曲とは違うリズムを楽しむ

好きな曲のアレンジをスマホで聴く女性のイメージ
説明用イメージ(AI生成)

まず大事なのは、原曲をそのまま流して、フラメンコのポーズを付けるわけではない、ということです。

チョコメンコで使うのは、フラメンコのリズムに合わせて作ったアレンジ音源。メロディーには聞き覚えがあっても、手拍子の感じや、歌が入ってくるタイミングが違って聞こえます。

公式ページでは、たとえば次のような45秒のサンプルを聴けます。

  • 天城越え:ブレリアという、フラメンコの曲種にアレンジ。
  • 恋するフォーチュンクッキー:なじみのメロディーをフラメンコの雰囲気で楽しむアレンジ。
  • コーヒールンバ:ルンバのリズムで、音楽に合わせて動く入口に。
  • 春よ、来い:こちらもブレリアにアレンジ。原曲との違いを聴く楽しみがあります。

「ブレリア」という名前は、今ここで暗記しなくて大丈夫。「同じ歌でも、伴奏とリズムが変わると体の動かしたくなる場所が変わるんだな」と感じるところから始めてみてください。

ただし、知っているメロディーだからといって、原曲のリズムで押し切らないこと。まずはアレンジ音源の手拍子や伴奏を聴きます。いつもの曲が違う服を着て出てきたようなものです。先に服装を見てから、一緒に出かけましょう(笑)。

聴き比べたい方は、チョコメンコの公式ページの「こんな曲で踊れます」へ。曲名の横にある再生ボタンから、気になる一曲を選べます。

知っている曲と、隣の人の手拍子が入口になる

隣の人と小さな手拍子を合わせるイメージ
説明用イメージ(AI生成)

初めての踊りでは、耳も目も忙しくなります。曲を聴いて、先生の足を見て、腕を動かして、次の動きを覚える。頭の中が同時に開いたタブだらけになる感じです。

そこで、知っている曲を入口にします。聞き覚えのあるメロディーがあれば、「全部知らない」という緊張を少し減らして、手拍子や動きを試しやすくなります。これは「誰でも何分で踊れる」という保証ではなく、ぼくたちが入口を作るときに大事にしている考え方です。

チョコメンコでは、リズムが隣の人から「うつる」という言い方をしています。病気の話ではありません(笑)。隣の人の手を見て、音を聴いて、同じタイミングを少しずつまねる、ということです。

一人で数字だけを読んでいると難しくても、目の前で繰り返してもらうと、試す場所が見つかります。最初から全部の音を叩く必要はありません。先生が示した短いパターンを、一緒に繰り返すところから始めます。

「合わなかった」と感じたら、手をいったん休めて聴く。それも練習です。音楽は流れ続けているので、次の繰り返しでまた参加できます。

踊りの基礎や曲ごとの約束を学ぶことも、もちろん大切です。知っている曲は、その勉強へ入るための入口。歌謡曲で楽しむ回と、フラメンコの曲に親しむ回の両方があってよいのです。

初めてなら「聴く→手拍子→一つの動き」の3ステップ

教室でトレーナーと簡単な一歩を合わせるイメージ
説明用イメージ(AI生成)

ここからは、体験前にも試せる小さな練習です。自宅では強い足打ちをせず、座ったまま聴く・手拍子するところまででも十分。教室では、トレーナーの説明と、その日の音源に合わせて進めてください。

1.45秒のサンプルを、まず一度聴く

公式ページで知っている曲を一曲選び、最初は何もせずに聴きます。歌だけでなく、後ろの手拍子や伴奏にも耳を向けてみましょう。

「いつも聴く曲と違う」「ここで体を動かしたくなる」。最初に見つけるものは、そのくらいで大丈夫。拍子の名前を正解するクイズではありません。

2.小さな手拍子だけを加える

次に同じサンプルをもう一度。叩けそうなところに、小さな手拍子を加えます。教室なら、先生が示す手拍子のパターンをまねします。

ここでは腕の振付も足の動きも足しません。大きな音を出そうとして、肩を固める必要もありません。音がぶつかって聞こえたら、いったん聴く側へ戻りましょう。

「最後まで止まらずにできた」より、「一か所、一緒に叩けるところが見つかった」を目印にしてください。

3.教室で、簡単な動きを一つ合わせる

手拍子に少し慣れたら、トレーナーが示す一つの動きをまねます。たとえば足を小さく横へ出す動き。無理に大きく踏み込まず、動きやすい範囲で試します。

手と足を一緒にすると分からなくなったら、動きを減らしてかまいません。「今は足だけ」「今は見て覚える」と、一つずつに分けましょう。

この三つを一度に成功させる必要はありません。今日は音源を聴いただけでも、知らない世界が「聞いたことのある世界」に一つ変わっています。

体験では、自分がどこで楽しいと感じたかも覚えておくとよいです。音楽なのか、みんなの手拍子なのか、腕を動かす感じなのか。続けたいかどうかを考える手がかりになります。

体験に行くなら、衣装より日程とクラスを選ぼう

普段着とスニーカーで体験へ出かける準備のイメージ
説明用イメージ(AI生成)

チョコメンコは、動きやすい普段着で参加できるプログラムです。最初からフラメンコ用のスカートや靴を買いそろえる必要はありません。飲み物を用意し、ヒールで出かける方は動きやすい平らな靴を選ぶと参加しやすくなります。

東京・千葉の各クラスは、開催日時・料金・所要時間が違います。「全部50分」「どこも同じ料金」と思わず、行きたいクラスのページで確かめてください。

公式ページには経験者向けの東新宿・実践クラスも載っています。初めての方は「基礎クラス(未経験OK)」の表示を目印に選んでください。

また、サンプルにある曲を、どの回でも必ず踊るとは限りません。特定の曲を踊ってみたい場合は、申込みの際に希望として伝えていただくと、内容の行き違いを防げます。

チョコメンコは単発参加もでき、イベント出演も希望者だけ。体験したその日に、発表会へ出る決心までしなくて大丈夫です。

まずは好きな曲を一曲聴いてみる。その次に、通えそうな日を一つ見る。フラメンコの入口は、思っているより普段の暮らしの近くにあります。

サンプルを聴くときは、最初の一回は画面を見ず、音だけ楽しんでみるのもおすすめです。次に聴くときは、手拍子が聞こえる場所へ耳を向けます。一度で全部を分かろうとしないほうが、メロディーの後ろにある音にも気づきやすくなります。

また、曲名を知っていることと振りを知っていることは別です。歌える曲でも、最初はトレーナーの動きを見てから小さく参加しましょう。「歌を知っているから、すぐ踊れなきゃ」と自分に宿題を増やさなくて大丈夫です。

▼ チョコメンコの雰囲気を動画で見てみる

体験前に、どんな雰囲気で体を動かすのか見てみたい方へ。チョコメンコのレッスン風景です。この記事で紹介した全曲を演奏する動画ではありません。

知っている曲から、チョコッとフラメンコ

公式ページで45秒の音源サンプルを聴き、近くの基礎クラスの日時・料金・会場を見られます。動きやすい普段着で参加でき、単発参加も歓迎です。

音源サンプルと教室の日程を見る

開催内容・料金・時間はクラスごとに異なります。申込み前に各回の案内をご覧ください。