こんにちは!
フラメンコギター池川です。
練習しているのに、何を直せばいいのか分からない。
先生に聞きたいけれど、うまく言葉にできない。ギターでも踊りでも、そんなことはありませんか。
AIを使ったことがない人
池川今日は、ぼくがギターの練習でAIと話してみたお話を、「なんとなく調子が悪い」が「ここまではできる」に変わったという点を中心にお伝えします。
▼ 動画でも話しています
練習中の感覚をAIに話してみた体験と、初めて使う方の質問への答えをお話ししています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
AIは、練習中の感覚を整理する相談相手

AIは人工知能のことで、いろいろな種類があります。今日お話しするのは、言葉を入力すると会話のように返事をしてくれるタイプです。たくさんの文章から学んだパターンをもとに、質問に合う返事を作る仕組みです。
人間のように体験して、こちらの気持ちや体の状態を全部分かってくれるわけではありません。でも、頭の中の考えを整理したり、別の見方を出してもらったりするのには使えます。難しい命令文はいりません。「今ちょっと困っているんだけど、話を聞いてもらえる?」から始めて大丈夫です。
うまくいく時の話もしたのが、よかった

シルバーウィークに、家でギターを弾いていたときのことです。指がスムーズに動く日もあれば、同じように弾いているつもりなのに感覚が違う日もあります。その違いを探ってみようと、「今日は指の調子が悪いんだけど、なんでだろう」とふわっと聞いてみました。
弾いてみて、話してみて、また弾く。1つの音ならいい感じに弾ける。でもつなげると少し詰まる。速くすると感触が変わる。思ったことをそのまま伝えるうちに、「なんとなく調子が違う」という話が、少しずつ具体的になっていきました。
特によかったのは、うまくいかないことだけでなく、うまくいくときの話もしたことです。ぼくの場合、親指で弾く奏法では、弦に自然に乗って気持ちよく音が出る感覚があります。その両方を伝えると、「親指でうまくいっている感覚を基準に考えてみましょう」という提案が出ました。
手がかりは、すでに自分の中にあります。うまくいく感覚を言葉にすると、それが「基準」になります。
やり取りの中で、しっくりくる言葉も出てきました。弦をしっかり捉えて音が鳴り、指がすっと離れる。余計な力を入れなくても音がよく出る感じ。ぼくの言葉でいう「音の芯を捉える」感覚です。強く押し込めばいいという意味ではありません。「あの感じをもう1度再現したい」「他の指でもこの感じが出せたら」と、自分の中で腑に落ちたんです。
AIの答えを読んで終わりではなく、対話しながら試行錯誤して、自分の考えや理解を深めていく。この作業がとてもよかったです。相手はAIなので、話があちこち行ったり来たりしても、何度質問しても、怒られません。
踊りの練習にも使えそうな考え方

これはフラメンコの踊りの練習にも応用できそうです。たとえばこんな言い方で、「どの場面なのか」を話してみます。
- ゆっくりなら足の音が揃うけれど、速くするとばらつく
- コントラティエンポで、最初はうまくいくけれど、コンパスが長く続くと表になってしまう
- 足だけならできるけれど、腕をつけるとバラバラになる
そして逆に、うまくいったときのことも足します。「ゆっくりのテンポだとできる」「この動きのあとは自然に腕が動いた」。そのうえで、「次のレッスンで先生に聞きたいから、今の話を短く整理して」と頼んでもいいですね。「なんとなくできません」から、「ここまではできるけれど、この先で変わってしまいます」という相談になり、先生にも確かめてほしいことが伝えやすくなります。
初めて使う人が気になる質問

AIを使ったことがない人
池川- 写真や動画がなくても使える? 言葉だけでも練習の振り返りはできます。ただ、実際の音や動きを伝えていない段階で、原因まで分かったと思わないことが大切です。録音や先生のアドバイスとも照らし合わせてみましょう。
- 先生と違うことを言われたら? すぐにAIの言うとおりに変える必要はありません。もっともらしくても間違うことはあります。「今こういう感覚なのですが、どこを確かめるといいでしょうか」と、先生に相談してみてください。
- 自分のことを話しても大丈夫? 名前や住所、教室の生徒さんの情報などは入れなくて大丈夫です。練習の状況だけにしておきましょう。写真や録音を送る場合は、使うサービスの情報の扱いを確認してからにしてください。
- 頼りすぎて考えなくならない? 使い方によると思います。ぼくは返事をもらうたびに弾いて確かめる時間が増えました。気をつけたいのは、返事をたくさん読んで練習した気分になってしまうこと。最後に「次の練習で確かめることを1つに絞って」と頼んで、実際に弾いてみる、踊ってみるのがおすすめです。
AIと練習を振り返るときに
- □ うまくいかないこと、うまくいくことの両方を話した
- □ 名前や住所、ほかの人の情報は入れなかった
- □ 答えを全部採用せず、「合う・合わない」を自分の感覚で返した
- □ 次の練習で確かめることを1つに絞った
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