こんにちは!
フラメンコギター池川です。
ラスゲアードを弾くと、パワーはあるのに、なんだかロックっぽい。フラメンコらしい音にならない。
アレグリアスでも、ブレリアでも、どの曲でも同じ16分音符のカッティングのように聞こえてしまう。
ギターの生徒さん
池川今日は、レッスンの一場面をもとに、ラスゲアードをフラメンコらしい音に近づける「当てる弦」の考え方をお話しします。
▼ 動画でも話しています
レッスンの中で、音の違いを聞きながら直していった様子をお話ししています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
ロックっぽく聞こえる原因は、当たり所が1か所

ラスゲアード全般に言えることですが、ロックっぽく聞こえるときは、パワーっぽい感じになりがちです。何を弾いても全部「ドゥドドド」という16分音符のカッティングのように聞こえてしまいます。
なぜそうなるかというと、当たり所が1か所しか当たっていないことが多いんです。もっと言うと、低音の弦にしか当たっていない。ラスゲアードの勢いはあっても、6弦から1弦まである弦のうち、低い弦しか鳴っていないんです。
6弦から1弦まで、ちゃんと当てる

ラスゲアードを弾くなら、低音から高音まで、一気に当たるようにします。これだけでも、音がだいぶ明るくなります。さっきまでロックのようだったギターの音が、フラメンコの響きに近づきます。
低い音も高い音も使えると、ギターのポテンシャルを全部生かせます。一度できても、油断すると低音ばかりに戻ってしまうことがあるので、そこは気をつけたいところです。
ラスゲアードは「強く弾く」より先に、「6弦から1弦までちゃんと当てる」。当たる弦を広げるだけで、音の表情が変わります。
音の隙間を埋めると、アレグリアスらしくなる

アレグリアスに限らず、前半のゆっくりした基本のコンパスと、後半の速いブレリアでは、速度感も、弾くリズムの中身も違います。速くなると音数が少なくなって軽快になりますが、前半はテンポがゆっくりな分、いろいろな音を細かく入れることができます。
前半をただゆっくり弾いているだけだと、「ゆっくりのブレリア」のように聞こえます。いろいろな弾き方があると思いますが、ぼくの好みとしては、音の隙間をもう少し埋めたほうが、「アレグリアスらしい」感じがします。もちろん、好みやスタイルによる部分もあります。
音数は、最初から決めなくていい

ギターの生徒さん
池川少なく始めて多くなるのがスタンダード、というわけでもありません。ずっと同じやり方でなくてもいいんです。行ったり来たりしても大丈夫です。
ただ、1つしか使っていない状態だと、行ったり来たりができません。細かい弾き方も、少ない弾き方も、どちらも使えるようにしておくと、その場に合わせて選べるようになります。
次の練習で確かめること
- □ ラスゲアードで、6弦から1弦まで鳴っているか録音で確かめた
- □ 低音だけにならないよう、意識して当てる弦を広げた
- □ ゆっくりの部分で、音の隙間を埋める弾き方を試した
- □ 音数が少ない弾き方と多い弾き方、どちらも試した
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