動画を保存して終わってしまう人へ|何から練習するか迷わない、「今週の2つ」に絞る5つの手順

こんにちは!

フラメンコギター池川です。

気になる練習動画を見つけて、「あとで見よう」と保存する。気がつくと、保存だけが増えている。

これはやる気がないのではなく、メニューが決まっていないだけです。

ギターの生徒さんギターの生徒さん
いろんな動画を保存しているのに、結局何から練習すればいいのか分からなくなります。
池川池川
とてもよくある悩みです。料理で言うと、レシピを100個集めたのに、今夜のメニューが決まっていない状態なんですよ。

今日は、練習が散らばってしまう理由と、1週間の練習を1枚の紙にまとめる5つの手順をお話しします。

▼ 動画でも話しています

練習メニューの決め方と、よくある質問への答えをまとめています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。

なぜ「保存だけ」で終わってしまうのか

図解:保存して終わる理由

理由は、情報が多すぎるからです。フラメンコギターには、たくさんの奏法があります。ラスゲアード、アルペジオ、ピカード、コンパス、ゴルペ、アバニコ。どれも大事そうに見えて、全部やろうとして、全部が中途半端になってしまう。

何をやるかが決まっていない日は、ギターを持っても手が動きません。それを「やる気がない」と思ってしまうのですが、やる気の問題ではなく、メニューの問題です。

手順1・2:曲を1つ決めて、必要なことを書き出す

図解:手順1・2 曲と必要なこと

手順1は、目標の曲を1つだけ決めること。長い曲はいりません。1分くらいの短い曲でも大丈夫。「これが弾けるようになりたい」と思える曲を、1つだけ選びます。

手順2は、その曲に必要な奏法を書き出すこと。ラスゲアードが1種類、アルペジオが1つ、など。書き出してみると、気づきます。100本の動画のうち、自分に必要なのは3〜4本だけだった、と。

ここがポイント
弾きたい曲が先、基礎はそのため。今の曲に出てこない奏法を先に練習しても、使う場所がしばらくなく、モチベーションが続きにくいからです。

手順3・4:今週は「2つだけ」にして、曲の中へ戻す

図解:手順3・4 2つに絞って曲に戻す

手順3が、いちばんの分かれ道です。書き出した中から、今週やることを2つに絞ります。3つや4つではなく、2つ。「今週はこの2つしかやらない」と、あえて決めてしまいます。

着実に伸びる生徒さんは、レッスンで持ち帰る課題がいつも少ないです。次に会ったときにはそれができている。たくさん持ち帰って全部できない人より、2つ持ち帰って2つできる人のほうが、1年後には圧倒的に先へ進んでいます。

ギターの生徒さんギターの生徒さん
2つは少なすぎませんか?
池川池川
少なく感じますよね。でも、5つを中途半端にするより、2つを確実にするほうが、1か月後には前へ進んでいます。物足りなければ、翌週に3つ目を足せば大丈夫です。

手順4は、練習した2つを曲の中へ戻すこと。奏法の練習だけで終わると、「練習はできているのに曲で使えない」ことが起きます。曲のその場所を、2小節でいいので弾いてみましょう。

手順5:週末に同じ条件で確かめる

図解:手順5 週末に確かめる

手順5は、週末に先週と同じ条件で確かめること。同じ曲、同じ場所、同じテンポ。スマホで30秒録るだけで構いません。先週より少しでも良くなっていたら、それが上達です。変わっていなければ、来週も同じ2つで大丈夫。これで、練習が散らばることはなくなります。

つまずきやすいのは、次の3つです。

  • 目標の曲を、憧れの難しい曲にしてしまう(必要な奏法が10個も出てきて、また散らばります)
  • 今週の2つを、週の途中で変えてしまう
  • 週末の確認をしない(上達したかが分からず、やっても意味がない気がしてしまいます)

毎日1時間以上練習しているのに上達しない、という悩みもよく聞きます。たいていは、1時間の中で7つも8つもやっているんです。これを2つに絞ると、練習時間は1分も増えていないのに、「できるようになった実感がある」と言われることが多いです。散らばっていたものを、集めただけです。

今日、紙1枚でやること

  • □ 紙の上に「曲名」を書いた
  • □ 紙の下に「今週の2つ」を書いた
  • □ その紙をギターのそばに置いた
  • □ 週末に30秒録る予定を決めた

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同じところで止まる日の、
5分の進め方

ギター練習ノート「同じところで止まる日に」(PDF・1ページ)

ギター練習ノート「同じところで止まる日に」のPDF1ページ目

入っているもの

0〜1分 場所を決める つまずく所の少し前から、少し後まで録音

1〜3分 一つだけ変える 速さと指づかいを同時に変えない

3〜4分 前後とつなぐ 苦手な所の直前から、直後まで弾く

4〜5分 もう一度録音 止まる回数・音・力みのどれか一つを比べる

最初から弾き直す前に、止まる場所だけを取り出せます。「今日わかったこと」「次に試すこと」の記入欄つき。

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