こんにちは!フラメンコギター池川です。
フラメンコダンス練習生からこんな質問をいただきました。
ㅤ
↓
淡々としがちな足の緩急をつけるには、どうしたらよいでしょうか。
グアヒーラが好きなのですが、歌振りで流れを作っても、
足になるとダラダラとサパが続感じで、平坦になりがちです汗
ㅤ
↑ここまで。
ㅤ
確かに足って単調になりがちですよね。
ㅤ
ぼくもいろいろな教室へ出入りしたり、フラメンコ練習生の伴奏をする中で
「こうしたらもっと良くなるのでは?」という法則みたいなものを感じたので
今回シェアしたいと思います。
ㅤ
この記事の目次
エスコビージャを構成する3つの要素
ㅤ
それは、
ㅤ
1.音質
2.音量
3.速度
ㅤ
です。
一つずつ解説しますね。
ㅤ
1.音質
→『高い音』『低い音』『軽い音』『重い音』『鈍い音』『鋭い音』といった音の性質のことです。
この音質のバリエーションを増やすことで、結果的にエスコビージャの表現の幅が広がります。ㅤ
ㅤ
2.音量
→音のボリュームのこと。一口に「小さい音」「大きい音」と言っても、その目盛りが「5」までしかないのか「10」まであるのか「100」まであるのかで、表現の幅が変わってきます。
ㅤ
3.速度
→音の速さのこと。「ゆっくり」から「早い」まで、音量と同様にバリエーションが増えれば増えるほど表現の幅が変わってきます。一度自分のエスコビージャをメトロノームで数値化してみるのがオススメ。
ㅤ
これらを組み合わせることで、例えば
ㅤ
・「軽い音」×「小さな音量」×「ゆっくりの速度」
・「軽い音」×「小さな音量」×「中ぐらいの速度」
・「軽い音」×「小さな音量」×「速い速度」
・「低い音」×「中ぐらいの音量」×「ゆっくりの速度」
・「高い音」×「大きな音量」×「ゆっくりの速度」
・「鋭い」×「大きな音量」×「速い速度」
…といった感じで無限のバリエーションを作ることができます。
ㅤ
エスコビージャもパルマも楽器の一部と思って、音楽的要素を学ぶとグッと表現の幅が変わりますので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
ㅤ
ではー!