こんにちは!
フラメンコギター池川です。
伴奏者になりたいのかどうか、自分でもまだ分からない。でも、レッスンでは歌の練習もしている。
「これって、このまま続けていいんでしょうか?」というご相談は、実はとても多いんです。
ギターの生徒さん
池川今日は、歌の練習で身につくことと、ギターでフラメンコを楽しむ3つの道についてお話しします。
▼ 動画でも話しています
いただいたご相談をもとに、ぼくの考えをお話ししています。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
伴奏者になるかどうかは、今決めなくていい

結論から言うと、伴奏者になるかどうかを決めるのは今でなくて大丈夫です。歌の練習は、伴奏者になるためだけの練習ではないからです。
フラメンコギターは、もともと歌の伴奏をしてきた楽器です。歌い手さんの横で歌を支える。そこから、ソロで弾く世界が広がっていきました。つまり、ソロの曲の中にも、歌のニュアンスや歌いまわしがたくさん隠れています。ファルセータ(ギターの聞かせどころのフレーズ)にも、歌の節回しから生まれたものがたくさんあります。
だから歌を知ると、同じフレーズでも「なんだかフラメンコっぽくなってきた」と感じる瞬間が来ます。逆に歌を知らないままだと、音は合っているのにフラメンコに聞こえない、ということが起きやすいんです。
歌の練習は「伴奏者の専門コース」というより、フラメンコの言葉を覚える時間です。
ギターでフラメンコを楽しむ3つの道

ぼくは、大きく3つの道があると思っています。
1 自分のために弾く
家で、好きな曲を好きなペースで弾く。これだけで立派なフラメンコの楽しみ方です。
2 仲間と合わせる
ギター同士や、ほかの楽器の仲間と、フラメンコのリズムや曲で合わせて遊びます。
3 歌や踊りの伴奏をする
歌い手さんや踊り手さんと、ひとつの舞台、ひとつの作品を作っていきます。
どれが上でどれが下ということはありません。途中で変わってもいいんです。最初は1つ目だった人が、気づけば3つ目に夢中になっていることもあります。その逆もあります。
伴奏の練習で身につく3つの力

「伴奏者にならないなら、伴奏の練習はいらないのでは?」と思うかもしれません。でも、そんなことはありません。身につく力を3つ挙げます。
- 聞く力:自分の音だけでなく、相手の音を聞きながら弾く力
- きっかけをつかむ力:歌が入る瞬間、終わる瞬間など、合図を感じ取る力
- コンパスを入れる力:リズムの枠を体に入れる力
この3つは、仲間と合わせるときにもそのまま役に立ちます。相手の音を聞く。入るきっかけをそろえる。リズムの枠を感じる。遅れたり走ったりせず、気持ちよく合わせられます。
ギターの生徒さんそうなんです。ぼくも伴奏をしていると、ひとつの音楽を一緒に作っているなと感じる瞬間がたくさんあります。ハプニングやトラブルもまた、フラメンコの醍醐味です。
楽しいが続けば、道は後から見える

興味が湧いたとき、扉は開いています。歌の練習は、その扉の鍵を少しずつ作っている時間だと思ってください。
毎日少しずつ触れて、楽しく続ける。急いで頑張るより、ぼくはこれがいちばん強い続け方だと思っています。楽しいが続いていれば、道は後から自然に見えてきます。
いまの自分の道を確かめる
- □ 今は「自分のために」「仲間と」「伴奏」のどれが近いか考えた
- □ 歌を聞くとき、入りと終わりの合図に耳を向けた
- □ 好きなリズムを1つ、手拍子で数えてみた
- □ 無理のないペースで、今日も少し楽器に触れた
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