こんにちは！
フラメンコギター池川です。
今日は、皆さんがフラメンコギターに対して
抱いている「あのイメージ」の正体についてお話しします。
フラメンコと聞いて、どんな音を想像しますか？
激しいステップに合わせて、
「ジャカジャカジャカジャカ！！！」と、
激しくかき鳴らされるギターの音ではないでしょうか？
「あれ、どうやってるの？」
「手が高速すぎて見えない！」
「魔法を使ってるの？」
よく言われます（笑）。
実はあれ、
「ラスゲアード（Rasgueado）」
という、フラメンコ特有の必殺技なんです。
今日は、見る人を魅了し、
弾く人を虜にするこのテクニックの魅力を語ります！
この記事の目次
「ラスゲアード」＝5本の指の爆発！
普通のギターのストロークは、手首を振って「ジャラーン」と鳴らしますよね。
でも、フラメンコのラスゲアードは違います。
なんと、
右手の指を一本ずつバラバラに、
弾丸のように発射するんです！
イメージしてください。
子供の頃、「デコピン」ってやったことありますよね？
親指に他の指を引っ掛けて、パチン！と弾くあれです。
ラスゲアードは、まさに
「4本の指による連続デコピン」
なんです！
1. 小指をデコピン！
2. 薬指をデコピン！
3. 中指をデコピン！
4. 人差し指をデコピン！
これを一瞬で行うと……
「ジャ」ではなく、
「ダダダダッ！！」という、
機関銃のような凄まじい音が生まれます。
さらに、手首の回転も加えて、
5本の指全てをフル活用してかき鳴らす。
これが、あの情熱的な轟音の正体です。
最高の「ストレス発散」になります！
このラスゲアード、難しい理屈は抜きにして、とにかく……
やっててめちゃくちゃ
気持ちいいんです！！（笑）
日常生活で、指を全力で弾き飛ばすことなんてないですよね？
ギターの弦に向かって、思いっきり感情をぶつけるように指を弾く。
「ババババッ！！」
指先に伝わる振動、お腹に響く低音、そして突き抜けるような高音。
まるで格闘技でサンドバッグを叩いているような、最高の爽快感があります。
生徒さんの中には、
「仕事でムシャクシャした時に、
家でラスゲアードを弾くとスッキリしてよく眠れます」
という方もいらっしゃるくらいです（笑）。
まさに、
「弾くエナジードリンク」！
実は「初心者」でも音が出せる！
「でも先生、そんな凄技、初心者にできるわけないじゃないですか…」
そう思いましたか？
実は……できるんです！
もちろん、プロのような高速連打には練習が必要ですが、
「デコピンの要領」さえ掴めば、
ギターを触った初日から
「それっぽい音」を出すことは十分に可能です。
むしろ、コード（左手）が難しくて押さえられなくても、
右手で「ジャカジャカ」やるだけで楽しい。
これがフラメンコギターのいいところ。
「Fコードで挫折した」という人も、
ラスゲアードの爽快感を知れば、
「楽しいからもっと弾きたい！」
というモチベーションが勝って、
自然と続けられるようになるんです。
この技のためにも「調整済みギター」が必要！
ただし！一つだけ注意点があります。
このラスゲアード奏法、かなり激しい動きをするので、
「弦の高さ」が低いギターじゃないと、
指が引っかかって上手く弾けません。
（弦が高いと、デコピンした指が弦の間に挟まっちゃうんです…痛いです…）
そう、ここでもアレが登場します。
今回プレゼントする、
ぼくが調整したYAMAHAのギター
です！
前回の記事でお話しした「サドル（骨棒）を削る」という調整。
実は、この
ラスゲアードを気持ちよく弾けるようにするため
にやっていると言っても過言ではありません！
さあ、あなたの指で「情熱」を爆発させよう！
いかがでしたか？
5本の指が火を吹く必殺技「ラスゲアード」。
この快感は、動画を見ているだけではわかりません。
実際に楽器を抱えて、
自分の指で弦を弾いた瞬間に初めてわかります。
「私にもできるかな？」
大丈夫、ぼくが手取り足取り（指取り？）教えます！
まずは、ラスゲアード専用に
チューンナップされた無料ギターを手に入れて、
人生で一番熱い
「ダダダダッ！！」
を鳴らしてみませんか？
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