【こだわり改造その②】「サドル」を削れ!弾きやすさと「情熱の音」を生み出す0.1ミリの攻防。

こんにちは!
フラメンコギター池川です。

前回は、ギターを叩くための「ゴルペ板」についてお話ししました。

でも、ぼくがプレゼントする

YAMAHAの入門ギターに施している改造は、

それだけじゃありません。

もう一つ、

地味だけどめちゃくちゃ重要

な調整を行っています。 それが……

「サドル(骨棒)」の調整です!!

「サドル? 自転車の椅子ですか?」

いいえ、違います(笑)。

ギターの弦が乗っかっている、

ブリッジ部分の白い棒のことです。

実はここをいじることで、

ギターの性格が

「お上品なお嬢様」から「情熱的なダンサー」

へと変貌するのです!

この記事の目次

クラシックギターのままだと「弦」が高すぎる!?

今回ベースにしているYAMAHAのギターは、

元々は「クラシックギター」として作られています。

クラシックギターは、豊かで伸びのあるきれいな音を出すために、

弦の高さ(弦高)が高めに設定されていることが多いんです。

でも、激しいストローク(かき鳴らし)を多用する

フラメンコにおいて、弦が高いとどうなるか?

  1. 左手が押さえにくい!(特に「F」みたいなコードで挫折しやすい)

  2. 右手の指が弦に引っかかる!(素早いストロークができない)

  3. 音が「お上品」すぎる!(フラメンコの泥臭さが出ない)

つまり、そのままだと

「ちょっと弾きにくいし、なんかフラメンコっぽくない音だな…」

となってしまうんです。

目指すは三味線の「サワリ」のような音!

フラメンコギターの魅力は、「乾いた音」や「哀愁のあるノイズ」にあります。

日本の三味線には「サワリ」

という仕組みがあるのをご存知ですか?

あえて弦を少し触れさせて、

「ビビビ…」という独特の響きを作る仕組みです。

実はフラメンコもこれに近いんです!

弦の刻みを低くして、強く弾いた時に少しだけフレット(金属の棒)に当たって「バチッ!」と鳴る。

この適度な雑味(バズ音)こそが、

フラメンコの情熱的なサウンドの正体なんです。

そして、5本の指全部を使ってジャカジャカとかき鳴らす必殺技「ラスゲアード奏法」

これをやるためにも、弦の高さは低いほうが圧倒的に有利なんです。

0.1ミリ単位の攻防!私が削っています!

そこでぼくの出番です。

この白い「サドル」をギターから取り外し、

底面をヤスリで削っていきます。

削って、削って、削って……

でも、ただ低くすればいいわけじゃありません。

やりすぎると「ビビリ音」が出すぎて、単なる雑音になってしまいます。

  • 削ってはセットし、弾いてみる。

  • 「うーん、まだ高いな」

  • また外して、少し削る。

  • 「おっ、いい感じに枯れた音になってきた!」

この

微妙なサジ加減(0.1ミリ単位!)

を繰り返して、

「弾きやすくて、かつフラメンコらしい音がする絶妙なライン」

を探り当てているんです。

まとめ:プロの調整済みギターで「楽」をしよう!

いかがでしたか?

今回プレゼントするギターは、

「初心者がFコードで挫折しない弾きやすさ」

「かき鳴らした時に気持ちいいフラメンコサウンド」

この両方を実現するために、

ぼくが夜な夜なサドルを削って仕上げています。

本来なら楽器屋さんのリペア(修理)コーナーにお願いして、

お金を払ってやってもらうレベルの作業です。

でも、あなたには最高の状態でスタートしてほしいから。

この「弾きやすさ」、ぜひあなたの指で体感してください。

かき鳴らした瞬間の気持ちよさが違いますよ!

 

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