こんにちは、池川です。
先日、メルマガで「フラメンコ伴奏に関する質問を大募集します!」とお伝えした所、たくさんのご質問頂きました。
頂いたご質問の中から「こ、これは!」というものをピックアップしてお届けしますね。
本日はこちらです。
この記事の目次
Q.教材での学習を続けても大丈夫?
伴奏教材での学習を続けていますが、教材での構成がその曲種、その曲自体であるとのイメージが付いてしまいそうで、実際バイオールと合わせた時に全然合わなくて、歯が立たないような気がしてとっても怖いです。
どのように考えたらいいでしょうか?
池川の回答
地元に習える教室や先生がいない場合は教材で学ぶことをオススメしていますが、教材だけだと、
「アレグリアスはこの構成!」「ガロティンはこの構成!」と1パターンしか身につけることが出来ないため、応用がきかなくなってしまうんじゃないかと不安になるかと思います。
ここでのぼくなりの考え方を2つご紹介します。
1)何はともあれ1パターンは絶対に覚える
「応用がきかなくなってしまうんじゃないか」と思って、覚えるのをセーブするのは控えたほうがいいです。
「アルバイト生活だったぼくがプロギタリストになって生活できるようになった話」でも書きましたが、ぼくは最初は学生フラメンコのサークルで伴奏を覚えました。
どれがジャマーダでどれがエスコビージャか全然分からない頃、仲間から教えてもらったのが、「文化祭のビデオ」でした。
当時はVHSのテープで、それこそ擦り切れるほど見ました(笑)
訳がわからないなりにとりあえず1曲まるごと覚えてみる。
訳がわからないなりにとりあえず合わせてみる。
するとだんだん弾けるようになってきたものです(*^^*)
なので、「騙されたと思って、とりあえず1曲丸覚え」してみてください。
2)実際に踊り手と会わせる時はパートごとに合わせる
教材で通して弾けるようになったとしても実際に合わせるとなると、教室や踊り手によって構成もバラバラですし、ジャマーダやエスコビージャの長さも異なります。
そこでオススメなのが、「パートごとに合わせてみる」というものです。
例えば、、、
幸運にも踊り手と合わせる機会に恵まれ、「ティエント」を伴奏させてもらえることになった場合。
まず、踊り手から構成を聞きます。
「フラメンコ舞踊伴奏マスターDVD」の場合は、歌振りが2つでしたが、その踊り手はひょっとしたら歌振りが1つかもしれない。
教材に比べてファルセータがもっと長いかもしれない。
エスコビージャはもっと短いかもしれない。
そもそも全体の速度がもっと早い(また遅い)かもしれない。
…と弾く以前に考えることが山のようにあります、、。
そこで、まずはパートごとに合わせさせてもらいましょう。
「カンテ・サリーダから歌振りの終わりまで伴奏させて下さい」
だったり、
「エスコビージャだけ伴奏させて下さい」
という感じです。
・歌振りだけ
・ファルセータだけ
・エスコビージャだけ
とパートごとに合せてさせてもらって、
余裕がでたら繋げさせてもらう。
すると気がついたら1曲通して弾けるようになるはずです。
参考にしてみてください!
というわけで、
引き続きフラメンコ伴奏に関する質問大募集です。
基本的にどんな疑問や質問でもOKですが、
「この時はどうやって伴奏したらいいですか?」
といった技術的なことより、
・そもそもフラメンコ伴奏ってやったほうがいい?
・伴奏は全部弾けなきゃスタジオに行っちゃいけないの?
・伴奏は何の曲から始めたらいいの?
といった「そもそも」的なご質問の方が有り難いです。
「アルバイト生活だったぼくが
プロギタリストになって生活できるようになった話」
を読んでイマイチ分からなかったことでも構いませんので、
ぜひぜひお寄せ下さい!
ご質問はこちらのメルマガにご登録後、直接メールにてお送り下さい(*^^*)
じゃんじゃんお待ちしていまーす!
ではまたー!