こんにちは!
フラメンコギター池川です。
ブレリアを弾いていると、だんだん速くなってしまう。メトロノームに合わせているつもりなのに、気づくと走っている。
ギターの生徒さん
池川今日は、レッスンで実際にやった練習をもとに、ブレリアの後半で崩れる理由と、メトロノームを使った3ステップの練習をお話しします。地味な練習ですが、ぼくはとても大事だと思っています。
▼ 動画でも話しています
レッスンの中で、メトロノームに合わせて少しずつレベルを上げていく様子です。再生しながら読んでも、先に見てからでも大丈夫です。記事はこの下に続きます。
ブレリアで崩れやすい所

ブレリアのコンパスは、前半が3拍子が2つ、後半が2拍子が3つという形で感じることが多いですよね。ギターも、その形で刻んでいきます。
よくあるのが、前半の3拍子2つまではテンポを保てるのに、後半の2拍子3つで速くなるパターンです。前半と後半で、速度感が違ってしまうんです。
しかも、メトロノームは3拍子で鳴らしていることが多い。前半はメトロノームと同じ感じ方なので意識しやすいのですが、後半は自分が2拍子で弾いているのにメトロノームは3拍子。ここで「ふわっ」と崩れやすくなります。
「ギターを弾く」より「リズムを弾く」

楽譜を見て、楽譜どおりに一生懸命弾く。その練習ももちろん大切です。でも、弾くことでいっぱいいっぱいになると、リズムが聞こえなくなってしまいます。
ひとりで弾くならそれでもいいかもしれません。でもフラメンコは、踊りや歌がなくても、パルマやほかのギターと合わせる音楽です。
ギターが簡単な形でも、リズムが合っていれば大丈夫。逆に、ギターが弾けてもリズムが合っていなければ、合わせることはできません。
そこで、弾くギターをぐっと簡単にします。目を閉じても弾けるくらいまで落として、そのぶんリズムに耳を使えるようにするんです。
メトロノームで3ステップ

レベル1 3拍子のメトロノームに、3拍子で合わせる
コードを2つだけ使い、それぞれ3拍ずつくり返す簡単な形で弾きます。メトロノームも3拍子、弾くリズムも3拍子。表拍でも裏拍でも、常に安定して弾けるのを目指します。
レベル2 3拍子のメトロノームに、2拍子×3で合わせる
これが今回のメインの課題です。メトロノームは3拍子が2つで6拍。こちらは2拍子が3つで6拍。最初の拍はぴったり合いますが、途中の拍はメトロノームのアクセントと違う所に入ります。そこで引っぱられないように練習します。すごくいい「脳トレ」になります。
レベル3 ブレリアのリズムで合わせる
レベル2までできたら、ブレリアのリズムで弾いてみます。最初はラスゲアードを抜いて、表の音だけでかまいません。テンポは無理に上げず、120くらいから始めるのがおすすめです。
土台を固める練習は、少しだけ忍耐が必要

この練習は、正直、まどろっこしく感じるかもしれません。最初から気持ちよく弾く練習のほうが、楽しいですよね。
でも、「弾けているような、弾けていないような」状態のまま先へ進むより、土台を固めてから元のフレーズに戻るほうが、結果的に早く安定します。
楽譜から少しずつ離れて、リズムを口で歌えるようになると、ぐっとフラメンコらしくなっていきます。
今日の練習チェック
- □ 自分が崩れるのは前半か後半か、録音で確かめた
- □ ギターを「目を閉じても弾ける」形まで簡単にした
- □ レベル1〜3を、遅めのテンポで順番にやった
- □ 最後に元のフレーズに戻して弾いてみた
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