こんにちは! フラメンコギター池川です。

先日、あるフラメンコの先生とお話ししていた時のこと。
先生がふと、寂しそうにこう漏らしたんです。
「一生懸命やってるんだけど、
新しい生徒さんが全然来てくれない…」
話を聞くと、イベントも頻繁にやってるし、チラシも配ってる。
でも、なかなか新しい生徒が増えない。

「なんでだろう?」と首をかしげる先生を見て、
ぼくはあることに気づいてしまいました。
そこで今日は、そんな悩める先生、
さらには
「フラメンコをもっと知ってほしいんだけど
イマイチ反応がない。。。」
と悩める愛好家たちに、
ぼくからの「悪魔的」だけど「愛のある」提案をさせてください。
これから書くことは、長年フラメンコにのめり込んでいる「ガチ」な人ほど、
「いやいや、それは違うでしょ!」
「そんなのフラメンコじゃない!」
と、アレルギー反応が出ちゃうかもしれません。
でも、どうか石を投げないで(笑)、
最後まで聞いていただけると嬉しいです。
この記事の目次
私たち、「激辛ラーメン」を無理やり食べさせてませんか?

イベントをやっても反応がない理由。
それはもしかしたら、私たちが
「本場の激辛料理」を、
いきなりドーン!
と出しているから
かもしれません。
私たちフラメンコ好きは、
カンテ(歌)の嘆きを全身に浴び、
眉間にシワを寄せ、
滝のような汗をかいて踊る
…あの「苦しみ」や「深み(沼)」こそが最高!\(^o^)/
って思いますよね。
わかります、ぼくも大好きです。
でも、ちょっとだけ冷静になって、
初めて見る人の気持ちになってみてください。
それって、初めてインド料理屋に来た人に、
「これが本物だから食え!」って、
スパイスたっぷりの激辛カレーを
口に突っ込んでいるようなもの
ではないでしょうか?
あるいは、
トンコツ臭やニンニク臭が強烈な
「本場のラーメン」
をいきなり出すような…。
もちろん
「辛いの大好き!」「クセがあって最高!」
って人もいます。
でも、多くの日本人は
「辛すぎて味がわからない」
「怖い」
「お腹壊しそう」
って引いちゃいますよね。
日本のカレーやラーメンがこれだけ国民食になったのは、
日本人の口に合うように、
マイルドに美味しくアレンジされたからなんです。
「見るもの」から「一緒に楽しむもの」へ変える3つの隠し味

一般の方にとって、
本気のフラメンコは
「すごそうだけど、怖くて近寄れない世界」
に見えているかもしれません。
そこで、イベントを単なる「発表の場」にするのではなく、
「あ、私にもできるかも?」
と思ってもらうための「入り口」を作ってみませんか?
そのための「隠し味」がこの3つです。
みんなが知ってる「あの曲」で踊る
「星のフラメンコ」みたいな昭和歌謡、「ふるさと」などの童謡、 あるいはアイドル系(AKB48とか)なんかもアリ!
いきなり複雑なリズムだとノリ方がわからないので、 手拍子しやすい4拍子の「ルンバ」で楽しく。
やっぱり「日本語」は強い
スペイン語はカッコいいけど、意味がわからないとポカンとしちゃいます。 日本語の歌詞なら「あ、知ってる歌だ!」って、心のガードが下がります。
見てる人を「共犯者」にしちゃう
ただ見せるだけじゃなくて、「はい、ここで手拍子!」「オレ!って言ってみて!」と巻き込んじゃう。
参加してもらうことで、客席との距離がグッと縮まります。
これはレベルを下げることじゃありません。
「相手の歩幅に合わせる」という優しさ
です。
優しさを実現する、とっておきの道具たち
「言いたいことはわかるけど、具体的にどうすればいいの?」
そんな方のために、このアプローチを実現できる便利なアイテムを2つ紹介します。
① 「生ギター」でライブ感を!『フラバン』

「やっぱりフラメンコは生音でなんぼ!」というアツい先生には、
ぼくの本『フラバン』(ドレミ楽譜出版社)を使ってみてください。
めちゃくちゃなシンプルな構成なので、
ギタリスト目線ではとても取り組みやすいんですね。
ただ、バイレ側にとっては「これじゃ物足りない!」って思うかもしれません。
でも、そこをグッとこらえて、
あえてその「シンプルさ」に合わせて踊ってあげてください!
ギターの難しさに踊り手が寄り添ってあげる。
そうすると、教室でギタリストが育ち、
いつでも生演奏で踊れるという最高の環境が手に入ります。
② 誰でもノレる魔法の音源『Chocomenco(チョコメンコ)』
「ギタリストの手配が大変」「もっとポップに盛り上げたい」
という方には、飯塚真紀さんの『Chocomenco』が最強です。
先ほど言った「ふるさと」や「星のフラメンコ」、AKB48などの曲が、
すべて踊りやすい「ルンババージョン」になっています。
これを流すだけで、会場の空気がパッと明るくなりますよ。
実はこのシリーズ、
リクエストがあればぼくが曲を作ったりアレンジしたりもできちゃいます。
「この曲で踊りたい!」
「ルンババージョンを作って!」
「地元の民謡で踊りたい!」
なんて無茶振りも大歓迎です(笑)
最後に

「本物」のカッコよさを知ってもらうために、まずは入り口のハードルを下げて、ニコニコ笑顔で手招きをする。
一見、邪道に見えるかもしれませんが、
そんな「優しくて悪魔的な作戦」で、
新しい風を吹かせてみませんか?
もし「ちょっとやってみようかな」と思った方は、
ぼくの『フラバン』や飯塚真紀さんの『Chocomenco』をチェックしてみてください。
みなさんの教室が、
新しい仲間でいっぱいになることを願っています!
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