こんにちは!
フラメンコギター池川です。
先日、体験レッスンにいらした方にこう言われました。
「あの…実は楽譜がまったく読めないんですけど、大丈夫ですか?」
めちゃくちゃ申し訳なさそうな顔をされていたんですよね。
まるで「実は前科があるんですけど…」みたいなトーンで。
いやいやいや。
犯罪じゃないですから!(笑)
でもね、この質問、本当によくいただくんです。
だから今日は、「フラメンコギターに楽譜が要らない理由」を正直にお話しします。
結論から言うと、楽譜が読めないことはハンデどころか、むしろ有利かもしれません。
この記事の目次
ぶっちゃけ、ぼくも楽譜が得意じゃない
いきなり告白しますけど、ぼく自身、五線譜をスラスラ読めるタイプではありません。
クラシックギターを何年もやっていた方に比べたら、
初見(楽譜を見て即座に弾くこと)の力は全然ダメです。
「え、先生なのに!?」と思いましたか?
ええ、先生なのにです(笑)。
でもね、これにはちゃんと理由があるんです。
フラメンコの世界では、そもそも楽譜を使って音楽を伝える文化がないからです。
フラメンコは「口伝(くでん)」の音楽
フラメンコはもともと、スペイン南部アンダルシア地方のロマ(ジプシー)の人たちが、家族や仲間内で歌い、踊り、弾いて受け継いできた音楽です。
楽譜なんてありません。
「おじいちゃんが弾いてたのを見て覚えた」
「近所のバルで聴いて真似した」
そんな世界です。
つまりフラメンコは、耳と身体で覚える音楽なんですね。
日本で言えば、民謡やお囃子に近いかもしれません。
おばあちゃんの鼻歌を楽譜に起こす人はいないですよね。
それと同じです。
だから、楽譜が読めなくても何の問題もない。
むしろ「耳で聴く力」が最初から鍛えられるので、上達が早い方も多いんです。
楽譜に頼ると起きる「あるある問題」
実は、楽譜が読めること自体は素晴らしいスキルです。
ぼくが言いたいのは「楽譜が悪い」ということではありません。
ただ、楽譜に頼りすぎると困ることがあるんです。
- 楽譜がないと何も弾けなくなる(楽譜依存症)
- 目が楽譜に釘付けで、音を聴いていない
- 「正しい音」を追うあまり、リズムのノリが死ぬ
- アドリブや即興ができない
フラメンコの現場では、踊り手さんが急にテンポを変えたり、歌い手さんが予想外のメロディを入れてきたりします。
そのとき楽譜を見ていたら…もう完全にアウトですよね(笑)。
フラメンコギタリストに必要なのは、「今この瞬間の音」に反応する力。
楽譜ではなく、耳と心で音楽についていく力なんです。
じゃあ、どうやって覚えるの?
「楽譜を使わないなら、どうやって曲を覚えるんですか?」
これも当然の疑問ですよね。
ぼくのレッスンでは、主にこんな方法を使っています。
①動画を見て真似する
レッスンの様子を動画に撮ってOKにしています。
おうちで動画を見ながら、指の動きをそのまま真似してもらいます。
目で見て、耳で聴いて、身体で覚える。
いちばん自然な学び方です。
②TAB譜(タブ譜)を補助的に使う
TAB譜というのは、「何弦の何フレットを押さえるか」が数字で書いてある、ギター専用の簡易楽譜です。
五線譜が読めなくても、数字さえ読めればOK。
これをあくまで補助的に使います。
③フレーズを分解して少しずつ
長い曲も、細かく分解すれば一つひとつは短いフレーズです。
「まずこの4小節だけ」「次はここからここまで」と、小さく区切って積み上げていく方法を取っています。
つまり、五線譜が読める必要はまったくないんです。
「楽譜が読めない」は才能の証拠…かも?
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、これ、わりと本気で思っています。
楽譜が読めない人って、その代わりに「耳がいい」ことが多いんですよね。
好きな曲を何度も聴いて、なんとなく鼻歌で歌える。
テレビから流れるCMの曲をすぐ覚えちゃう。
カラオケで歌詞を見なくてもメロディは完璧。
そういう方は、フラメンコギターとの相性がめちゃくちゃいいです。
だって、フラメンコの本場スペインのギタリストたちも、まさにそうやって音楽を身につけてきたんですから。
あなたはすでに、フラメンコギタリストの素質を持っているかもしれませんよ。
スペインの巨匠たちも楽譜は読めなかった
フラメンコギターの歴史に名を残す巨匠たち。
たとえばパコ・デ・ルシアは、幼少期から父親にギターを叩き込まれましたが、楽譜を学んだのはずっと後のことでした。
彼の超絶テクニックは、楽譜から生まれたのではなく、聴いて、感じて、弾き続けた結果です。
もちろん、ぼくたちがパコ・デ・ルシアになれるわけではないですけどね(笑)。
でも、「楽譜が読めない=音楽ができない」というのは完全な思い込みだということは、歴史が証明してくれています。
大事なのは「楽譜」じゃなくて「音楽を楽しむ気持ち」
ぼくがレッスンでいちばん大切にしていることがあります。
それは、「弾けた!楽しい!」という感覚です。
楽譜が読めるかどうかより、
コードをジャカジャカ鳴らしたときの爽快感。
フラメンコ特有のリズムに身体が乗っていく感覚。
「なんかカッコいい音が出た!」という興奮。
それが全部あれば、もう十分なんです。
楽譜は、必要になったらそのとき学べばいい。
まずは音を出すこと、音楽を感じること。
そこからすべてが始まります。
まとめ:楽譜が読めないあなたへ
最後にもう一度、はっきり言わせてください。
楽譜が読めなくても、フラメンコギターは弾けます。
むしろ、耳で聴いて身体で覚えるフラメンコの世界では、楽譜に縛られないことが強みになります。
「楽譜が読めないから…」と諦めていた方。
その心配、今日で捨ててください。
ぼくの教室には、楽譜がまったく読めない状態から始めて、今ではステージで堂々と演奏している生徒さんがたくさんいます。
あなたに必要なのは、楽譜を読む力じゃなくて、「やってみよう」という一歩だけです。
その一歩、ぼくが全力でサポートしますので、安心して飛び込んできてくださいね。
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